あらすじ
「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人――エラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、続々と「被害者」が出てしまい、五日目の深夜……十角館は炎に包まれる。
一方、「本土」では、島田と江南が「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」の「真相」に辿り着く。しかし、青司の娘であり、海難事故に遭い亡くなってしまったミス研の元メンバー・中村千織の墓を訪れた二人は「あるもの」を見つけ、島田が気付きを得る。そして、江南の元に「合宿に行ったメンバーは全員死亡」の報せが……。
誰が、何故、どうやったのか。そのすべてが明かされる。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」、ついに完結!
感情タグBEST3
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絵が美しい
原作既読でマンガもあると知り、無料分を読んでから全巻購入しました。ほぼ原作に忠実にマンガ化してあり、文章だけだと想像しづらいところもマンガにすると分かりやすいです。絵もとても美しいです。主要登場人物の性別が変更になってたり、今作品の発端となる事件の舞台が違っていたりはありましたが、ビジュアル的にも読者に訴えるドラマティックさにおいても変更して良かった例ではないかと個人的には思いました。この作品の小説の舞台が今から40年前近い設定ですのでマンガ化されるにあたり原作にはないスマホが出てきたり、原作者の側からみても変更があってしかるべきかと。作品上必要な要素ではありますが、登場人物の大学生がめっちゃヘビースモーカーだったり、女性ばかりが食事当番してたり現在ではちょっと‥な描写もあり。大胆トリックがキモの作品ですがマンガだとこういう表現が出来るのだなと感心しました。巻末のオマケマンガは本作のシリアスさを和らげてくれて心のオアシスになりました。映像化不可能といわれたこの作品がドラマ化決定と聞き、トリックはどうするんだろうかとそちらも楽しみです。
結末
小説で読んでいましたが漫画版だとどうなるのか気になり購入させていただきました。
ヴァンダインですのシーンはやはりゾッとしました。
綺麗な絵で非常に楽しめました。
Posted by ブクログ
こ、これは見事な叙述トリックならぬイラストリック……原作未読なので完全に騙された。(なんとなく、こいつなのんのためにおるんやろ……と微かな疑問は抱いていたが)
コミカライズでする意義があって、かつキモの部分を作画担当が完璧に描いた出色の作品。
あと、上に原作未読と描いたけど、そうか既読の人はコナンに違和感あったのか。初見だと、逆に女子じゃないと「う〜ん……」てなりそうなくらい性別逆転がストーリーにもはまっていた。
なんか原作者あとがきまんまな感想やけど、ほんまに同じ事思うくらい良いコミカライズだったのでは?
(よく巷に「映像化不可」のコピーが乱発されてるけど、この作品は結末変えないとほんま実写化は無理よね)
Posted by ブクログ
原作の終盤、ページをめくってからの一行目のあの一文、「ヴァン・ダインです。」で世界が一変したあの衝撃。原作では度肝を抜かれた。この場面をどう表現するのか1巻から楽しみで仕方なかった。ようやくあの場面。とても上手に描かれており、大満足。映像化不可能と言われ続けた名作のコミカライズ。素晴らしいクオリティでとても楽しめた。
また原作読み返そう。
Posted by ブクログ
完結巻
♯26
♯27
♯28
♯29
♯30
♯31
4コマ劇場
守須の苦悩
ミス研の酒クズ代表
ミス研の守護神
部活の思い出
第一印象