あらすじ
中堅飲料メーカー「月夜野ドリンク」知的財産部の一員として経験を積んできた亜季。北脇とも「思いを贈り合える理想の上司と部下」になれたと喜んだのも束の間。なぜか北脇が厳しく接してくるようになり、亜季は戸惑っていた。そんな折、最近、飲料事業から撤退した会社「今宮食品」が自社特許の買い取りを打診してきたが、その金額は法外なもので…。すでに対策済みで問題ないはずだが、高額な買い取り価格を提示してきた理由は? 警戒しつつも静観していると今宮食品は、月夜野が自社特許を侵害している可能性があるとして多数の取引先に通達をしてきたのだった。
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Posted by ブクログ
波瀾万丈の第3巻。
藤崎と北脇の関係もだいぶ温まってきたというのに、北脇は親会社に帰任し、その後に月夜野ドリンクをゆるがす事件が起き、藤崎が窮地に陥るという流れです。
ピンチに追い込まれて、そこから逆転するというのがこのシリーズのパターンではありますが、さすがに今回はどうやって挽回するのか……と思って残りページも気にする間もなく読み進めていたら(電子書籍で)、いいところで「次巻へ続く」。
なんてこったいと思っていたら、嬉しいことに今月中に第4巻が出るらしい。
楽しみに待ちたいと思います。
それにしても、瀬名は許セナいですな!
Posted by ブクログ
知財の話はとても難しくて取っ付きにくいが、この話を読むとなんとなく身近に感じられるし面白い。今回も北脇と亜希は知財を巡るトラブルに巻き込まれるが、最初はちぐはぐだったこの2人が今はとても良いコンビになってる。北脇が亜希を信頼している感じが伝わってくる。亜希は北脇の事をヒーローだと思い、北脇も「藤崎さんは僕のヒーローだから」言った時はキュンとしました。そろそろラブコメの方の進展にも期待したいところ。結末が持ち越しなので早く次の巻を読みたい。
Posted by ブクログ
企業の知財部の若手女子社員を主人公にしたシリーズ三作目。
特許というなかなか一般には馴染みのない題材を分かりやすく料理して、しかもお仕事小説らしく一発逆転のドンデン返しもある良いシリーズ。
だいぶ仕事に慣れてしっかりしてきた彼女。
上司との関係も進展するかと思われたのだけど、その上司が親会社に戻ることになってしまう。
そのタイミングで彼女にとって最悪の案件が持ち上がってというお話。
途中からこれはこの巻で終わらないなあと思ったら案の定、解決は次巻に持ち越しと言う初めてのパターンだった。
パテント・トロール側の男のクズっぽさに逆にこれからの大逆転への期待値が増す^^
いやあ次巻が楽しみ