あらすじ
「女だってバレなかったよ」
とある事情から王都ではレイと名乗り“男の子”として過ごし、薬学校を卒業したレイゼル。
その後彼女は、故郷で念願の薬草茶のお店を始め、薬草茶と時々スープを作りながら、のどかな田舎暮らしを送っていた。
そんなある日、王都から知り合いの軍人が村の警備隊長として派遣されてくることに。
彼は消えた少年・レイを探しているようで……?
王都から帰ってきた店主さんの、のんびり昼寝付きカントリーライフ・第1巻登場!
感情タグBEST3
もっとふわふわした話なのかと思ったら、なかなか明かされない謎がある話だった。
まだ、隊長さんが何を考えているのかがわからないし、主人公のことも気になるから続きを買います。
Posted by ブクログ
王都の薬学校で男の子のフリをして学んだ過去を持つレイゼルは、虚弱体質であるものの、のどかな田舎村のみんなに大事にされながら、王都で学んだ知識をいかして薬草茶のお店を始め穏やかな日々を送っていた。ある日、王都から軍人が警備隊長として派遣されてくるが、レイゼルが男の子として過ごしていたときの知り合いで、その男の子を探している様子だが、バレたくないレイゼルと村の人たちの協力で男の子とは知らないふり。何やら村とレイゼルには重たい過去がありそうだが、村人たちや異なる種族とやさしい時間が穏やかにすぎていく感じで穏やかな気持ちで読めていい。
優しいおはなし
皆んなから好かれる主人公は、身体が強くない。
自分のためにも村人のためにも、症状に合わせた薬草茶をブレンドして販売するのを生業にしている。
そこに行き着くまでと、彼女の背景が最後の方でわかる。
設定に慣れるまでがとっつきにくかったけど、慣れると進むのが早くなった。
話に出てくるお茶の香りを嗅いでみたくなるし、スープも食べてみたくなった。
ん?これはトマトかなって思う食材があったりして、想像するのも楽しみかも。
彼女の持つ雰囲気が優しくて、癒される。
次巻も読んでみようかな。