【感想・ネタバレ】アンダスタンド・メイビー(上)のレビュー

あらすじ

中三の春、少女は切ない初恋と未来への夢と出会った。それは愛と破壊の世界への入り口だった――。恋愛小説の枠を超えた、恋愛小説の最高傑作。著者デビュー10周年を飾る書き下ろし作品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりにこんなに擦り切れるような、切なさで胸が包まれて痛々しさで顔が歪むような青春を目の当たりにしたな、という感じです。
黒江にとっての輝いた青春は一瞬で、その他の時間は辛いものだったとしか思えません。
それでも自分自身で写真という1つの光を見つけ出して、それに向かって強引にでも走り出した黒江は強い人だと思いました。
下巻に続く新しい生活が始まった黒江の人生の続きを読むのが楽しみで仕方ないです。

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2023年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作品を読んでいると「やっと見つけた、私だけの神様を」という言葉がずっと脳内に響き渡る。中学・高校という多感な時期であり、子供だけど背伸びをして大人ぶりたい。しかし、この作品はそういうものではなく、ずっしりと重い。ずっと初恋を忘れられず、追いかけ続けているような風に思う。失ったものを取り戻したい。しかし、取り戻せないから他の人で埋める。けど、それは余計に喪失感を増幅させる。上巻はすごく悪循環。ちょくちょく出てくるヴィジュアル系という言葉に反応をしてしまった。どういった曲を選曲しているのだろうか。

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2014年05月03日

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