あらすじ
魔法学校の終業式の日。マキアたちは空から降ってきた魔物――帝国による強襲を受けていた。突然の侵攻に防戦を強いられ、散り散りになっていく学友たち。窮地を打開するため、マキアとトールはユリシス先生の指揮で、学校に封じられた強大な力を解放することに。そして封印を解く鍵は、三人の前世にあるのだという。
黒の魔王、白の賢者、そして紅の魔女。おとぎ話の悪役として語られる、三大魔術師の転生の秘密。そして想いの一端に、マキアは触れて……。
赤く染まる“メイデーア”の空が、遥かなる物語へと繋がる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
下巻では沢山の秘密が紐解かれて、情報量が濃ゆい!
メイデーアという世界の成り立ち
それを創った神々
マキアちゃんやトール君の前世
そして、彼女たちが殺された理由
悲しい悲しい、1人の神の定め
彼女達の歩んできた道のりは決められたことだったのかと思わざるを得ない
楽しい学園生活は終わりを告げ、仲間たちとはしばしの別れ
どのような戦いが待っているのだろうか
マキアちゃんの隣には頼もしいトール君がいるのだからきっと大丈夫であろう
そして…2人の想いが距離を縮めて…キュン
巻末の短編集がめっちゃ良き良き!
2人の交換日記の破壊力にやられてしまう!
Posted by ブクログ
序盤説明が多くてちょっと飽き気味になりましたが、マキアとトールの両片想いの終了と、アイリの本当の意味での救世主としての自覚が一気に物語が動いた気がしました。
ずっとジレジレだったマキアとトールの想いが通じ合って、トールの遠慮がなくなりグイグイくる所がニンマリでした。
いよいよ次のステージへと進み、ハラハラしつつも楽しみです。
短編集も本編のシリアスとは違い、ほのぼのしてて癒されました。
Posted by ブクログ
帝国による侵略。魔法学校が標的にされあちらもこちらも危機だらけ。表紙の3人による(絵が素敵)魔法が発動し結果攻撃を退けるが、それはまあ予想範囲。
この巻の面白さは、メイデーア世界の成り立ちが語られるところにつきる。死神と思っていたカノンの宿命を思うと気の毒でたまらない。最後の巻はいつになるかわからないけれど、カノンを救ってほしい。