あらすじ
ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。
年齢「不」相応の幼い体で、引っ越しを嫌がる葵兄ちゃん。
見て見ぬフリをしていた違和感は、閉じ込めていた福太の記憶が蘇るとき一つの正解を導いていく…。
誰もが見放したのに、たった一人だけが見つけてくれた。究極の純愛、衝撃のクライマックス。
ハートフル不穏BL、回答編。コミック描き下ろし11ページ&電子限定の描き下ろしマンガ1ページも収録!
困っている人を見ると助けずにはいられないお人好しの大学生・福太。優しくて誰からも愛される彼ですが、アパートの自室のドアに「出ていけ」と落書きをされたり、ゴミを撒き散らされたりといった嫌がらせに悩んでいました。そんなある日、バイトから帰ってきた福太を待っていたのは、幼少期に仲が良かった隣の家の「葵兄ちゃん」。しかし、「葵兄ちゃん」は、昔と変わらない少年の姿のままで……?
お人好しの主人公に相応しくない陰湿な嫌がらせ、昔の頃のままの姿で現れた憧れの人、そしてすっぽりと抜け落ちた幼少期の記憶――そんないくつかの小さな違和感が不協和音を奏でるような、不穏なムードに包まれて物語は始まります。ふわふわと天然オーラを振りまく福太と福太を振り回すちょっぴり横暴な葵兄ちゃんとの、突然始まった同棲生活は何気ない幸せに溢れていますが、やはり不吉な影が2人から完全に離れることはなく……。迫りくる崩壊から目を背けて、精一杯幸せを謳歌する姿を見て込み上げるこの感情はどう形容すればいいのでしょう。
嫌がらせの犯人は誰なのか、どうして葵兄ちゃんは子どもの姿のままなのか。“ハートフル不穏BL”に釘付けになってしまいます!
前作『さよならアルファ』(リブレ)では、互いが小学生と高校生のときに出会ってしまった年の差番の純愛を描いた市梨きみ先生。「これはすごい方向転換なのでは?」と思いきや、初期作品の『可愛い先輩の飼い殺し方』(リブレ)では、クソデカ愛情で受けを監禁しちゃうヤンデレ攻めも描いているという、奇跡的な光と闇のバイリンガル……! その尊さに、跪いて手を合わせるしかありません。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
上下一気読みをオススメします。
上下一気読みです。
上では無意識に探し求めていた葵兄ちゃんを見つけてこれからも一緒になんていうストーリーだと思ったんですが、
下を読んで納得しました。
ふくたと葵兄ちゃんの過去。蓋をしてしまいたくなる気持ちがわかるシーン、葵兄ちゃんが何故亡くなってしまったのか、何故出会った時のままの姿だったのかもわかる巻でした。
気持ち沈んだ…
メリバだけど…( ; ; )生きたまま幸せになって欲しかったよ2人には〜…葵も福太もいい子なのに毒親だったり誘拐だったり葵に不運が付き纏いすぎてもうやめて…って気分でした 2人が幸せになれますように
言葉にならない
メリバっていうのをレビュー欄見て知った上での購入だったのですが、いや、やはりそうと知っていっても辛いですね、メリバっていうのは。
後半に行くにつれて、幸せな二人の暮らしを思い出す度に読んでて辛くなりました。こんな終わり方するならあんなに幸せなシーン描かないでくれよお(;;)(;;)って感じでしたね。涙無しには見れないです。
2人にとっての幸せの形っていうのはさまざまですが、読者としてはやっぱり悲しいですねすごく。
読後の心の重み
初めてメリバを読み、そしてハマりました。
前編での伏線や、後半にかけて加速する不穏さ…
閉じてしまいたいほど辛いのに最後まで一気に読み進めてしまうほど引き込まれました。
何度も読み返したいような、でももう開きたくないような気持ちです。
人生初のメリバ体験
2巻でこんなに読了感のあるものを、、、凄いです。
メリバは体験したことなかったのですがこれが俗にいうメリバなのかな?
読んだ子が病んじゃう。。。って言っていたのでドキドキしましたが
最終的にふたりは天国で一緒になれてよかったなと思いました。
その日あの時この一瞬が全てを変えてしまうって恐ろしいことだなと思いました。
読んでよかったです。感動しました。
忘れられないです。
話題になっていたので購入しましたが、何も用事がない時に読むのがいいです。正直辛いです。
あのタイミングでなければ、、そう感じてしまいます。涙が止まらないです。今もレビューを書きながら泣いています。本当は今も2人で楽しく幸せに暮らしていて欲しいけど、ふくたが幸せならあの選択で良かったのかなと思います。でもやっぱり2人で幸せに暮らして欲しいです。しんどい。
話が辛すぎて、、下巻は読んで半分くらいから涙が止まらなかったです。最後は福太の周りの人たちのことを考えると辛いですが、この終わり方で私は良かったと思います。伏線回収も良かったです。
読み返すとますます泣けます、、
何度も考えてしまいます
ふとした瞬間に2人のことを考えて苦しい気持ちになります。何度も何度も考えて、きっとある種のハッピーエンドなんだと思ってます。見つけてもらえて良かったね、会いに行けて良かったね、って思ってます。でも葵兄ちゃんは福太が周りから愛されてると思っていたから置いていったのに…とか考え出して思考がぐるぐる。
間違いなく心に刺さる作品です。しばらく愛と幸せについて考えます。
ドキドキ
一巻から続きが気になって購入しました。ちょっと内容が見てて辛い部分があります。でも、いろんな理由があったんだなぁと、納得。
これはこれで良い終わり方なのかな。
忘れられない一作
その人がいなければ、意味のない世界。
主人公のふくたの前に、大好きだった葵兄ちゃんが突如現れた理由、ふくたがいつも笑っているわけ、落書き、眼鏡、アパート、押し入れ……
上下巻を通して、ただ甘く、エロく、切ないだけではない。
ミステリーに劣らないほど、しっかり張られた伏線が見事に回収されていくストーリー展開は圧巻です。
二人にとって、このラストはハッピーエンドなのだと。
そう思うしかないやりきれなさを含めて、楽しめる作品だと思います。
読めて良かったです。
Posted by ブクログ
あーー切ない。悲しい。つらい。
もう〜〜読むごとに心がしんどい。
けどここまで引き込める作者さんは天才。
ハピエン主義にはしんどいラストだったけど、お互いが幸せなるみちはそこしかなかったのかなぁとも思ったり。
ラストもエンドもわかりやすいけど葵と福太が狂っていくたびにしんどくて、すごい感情移入してしまった〜〜
そしてカバー裏、帯凝っていてすごく大好きです。
覚悟はしてたけど…
悲しくて悔しくてとにかく切ないお話でした。
葵兄ちゃんが知らんじじぃに付いて行かなければ、葵兄ちゃんの母親が毒親でなければ、そもそも葵兄ちゃんの父親が浮気なんてするから…全て周りの大人達のせいで2人は引き裂かれ、2人の命を奪ったんだ(泣)
終始、葵兄ちゃんにすがる福太を見て心が痛む…でも最後は2人とも笑顔だった。これで良いんだよな…
福太が葵兄ちゃんとどんな形であれ一緒にいることがハピエンなんだと思わざるおえない。
読んでよかった作品!
メリバと知りながら読みました。
この世には恵まれた環境で愛し合って順当に愛を育む物語が溢れているけれど、現実はそううまくはいかない。
どこかに生まれた誰かの物語かもと思える、リアルで残酷な物語でした。
本当に切ない気持ちでいっぱいになるけれど、だからこそ伝わってくる2人の想いがありました‥
心理描写や見せ方もすごく好きでした。
匿名
ずっと気になってた作品
だったので、上下巻同時に購入。
いや〜、気持ちが重くなりました。もっと成長しない理由がファンタジーだと勝手に思ってたので。上巻の最後の方でそれは完全に打ち砕かれましたがw
主人公はこの先ずっと心が壊れたまま生活するのはシンドイだろうし(葵兄ちゃんいなくなってからの福太の腕の傷もすごく痛々しかった)、ああいう最後が本人のハッピーエンドなのかもしれませんが、葵兄ちゃんの環境が少しでも違ったら…と思わずにはいられませんでした。
やば
読み終わったあとしばらく放心状態になりました。皆さんはメリバだと言ってたけど個人的には二人はハピエンだと思いました。だってこれしか二人が幸せになれる方法がなかったように思えるから。天国でこの先ずーっと仲良く幸せでいてほしい。
これは好みが分かれそう
上下買って一気読みして、2回目読み返せないでいる。葵兄ちゃんの過去ターンとか、読むのつらぁ、、。ボタンがひとつでもかけ違えていなかったら、また違ったのかと思うと胸が痛い。
それにしても上巻から散りばめられた伏線の数々が回収されていく下巻のスピード感は見事。
好みは分かれると思うけど、闇展開嫌いじゃなければ読む価値あり。
メリバなんだけど。綺麗なメリバだからこれでいいんだけど。2人には、、幸せになって欲しかったと思ってしまう。
匿名
ちゃんと葵兄ちゃんを見つけられて良かった…どんな形であれ一緒にいられることが2人にとって1番いい事だから…悲しいけどこれで良かったんだと思える。究極の純愛ですね…
神よ
なぜ彼らにこんな試練をお与えになったのでしょうか…
ハッピーエンドのパラレルワールドが読みたい泣
ずっとあの部屋に囚われてたお兄ちゃんと2人だけの家に帰れて良かったね…
匿名
表現力が天才
言葉がなくても絵で読み取れるってほんとに凄いことだし、もうこの世にはいない存在の葵兄ちゃんへの贈り言葉の匂わせが上手すぎる。
メリバは好きにはたまらないお話でした。鬱。
泣いた
有名でずっと気になってましたがメリバが苦手で見て見ぬふりをしていました。勇気をだして買ってみましたが、本当に読んで良かったです。こういうお話だったのですね。
私はハッピーエンドだと思います。
葵の悲惨な過去やフクタの復讐の描写の後の、2人きりで雪に横たわるシーン、とても綺麗でした。言葉じゃ表せない、心がギュッとなるそんなお話です。
違う道は、結末はなかったかと思ってしまうけど、
ずっとどこにも行けなかった葵、
ありのままではいられなかった福太
を思うと、2人の運命の中でこれが一番の幸せだったかなと思う。
向こうでは、
2人で温かい場所で幸せに暮らしてほしい。
匿名
ひきずる。
読み終わったあとすごく引きずります。
めちゃくちゃ泣きました。
2人にとってはハッピーエンドだったのかもしれないけど、、、泣
おじさんを許せない。
5ヶ月は病める
どんな結末か分かっていても、辛い。かなり辛い。今までいろいろ読んできたけどこんなにも悲しい切ない話は唯一無二な気がする。でも大好きです。
しんどい…
心がえぐられるような展開。じわじわと真実に近づきながら、気付きながら、目を背けようと必死になることで幸せを保とうとする福太と、真実を突き付けることで周りに愛され続けて欲しいと願い、福太の幸せを望む葵兄ちゃん。どちらの思いも辛すぎて、しんどすぎて。最後の展開はどんな理由があっても、福太は許されるべきではない。失った福太の心が戻った先があの結果なのか。しんどい。
Posted by ブクログ
最後にタイトル回収
上下巻表紙を並べると繋がるんだなあ
押し入れが落ち着くも伏線だとは思わなかったし、ドラム缶はあれか、燃やしたのか…
そのあと骨と眼鏡をあのクッキー缶にいれて、押し入れに隠してたのか…だから押し入れが落ち着く…
葵お兄ちゃんの家庭環境も最悪だけど、あの年頃でそんなことあったら仕方ないよなあ
こちらも福太視点で葵お兄ちゃんをみてたから勘違いしてたけど、葵お兄ちゃんもよくよく考えたらあの年齢(福太と6歳差だから中学生かな)でそんなことがあって、田舎に越してきて…しかもよくよく見たらそこですら大人に噂されてんだよな
てことは学校でも居場所がなかっただろうな
福太と葵お兄ちゃんはほぼ同じタイミングで引っ越してきてたんだな
思春期がはじまってたころだろうにきつすぎるわ
そりゃそこから逃げたいと願うよ
福太がいたから保ってたところもある(福太も転校してきて友達がいない、自分と同じ一人ぼっちという共通点)んだろうけど、福太に友達ができたらそりゃ精神瓦解するわ
そこにつけこんできたくそじじいも最悪だけどな
最後に福太に殺されるかもってなった時にも「気持ちよかった」とかほざいてましたね
こいつがいなければきっと葵お兄ちゃんは生きてただろうに
最後はタイトル回収通り、いつもの秘密基地で心中
葵お兄ちゃんはすでに死んでるから心中というのはおかしいかもだけど、葵お兄ちゃん(骨と眼鏡が入ったクッキー缶)と一緒に福井に帰って来れて、そこで一緒に死ねたのならハッピーエンドじゃないかな
メリバですね
葵お兄ちゃんは福太に見つけてもらえた(くそじじいが誘拐して殺して隠してたせいで)
福太は大好きな葵お兄ちゃんを見つけることが出来た(葵お兄ちゃんを殺したやつも殺せた)
全員ハッピー!!
見てる側と周りはバッドエンドだけど!
メリーバッドエンドですね
重いけど好き
心にずしっとのしかかってきます。読み応えが凄い。
ハートフル不穏とありますが、普段読むジャンルが明るい私からしたら不穏割合高すぎて辛かった。
それでも読めて良かった。忘れられない(>_<)
結構辛い
にいちゃんがかわいそうで…。
くそ…。畜生…。
読み終わった後のなんとも言えないもやつき…。
でもそれは、それだけ主人公たちが自分らだけの愛に沈んで、いい意味で読者である私を置いてけぼりにしてたからなんだろうな。
でも辛いわ…
作者様凄い、、
前編から後編まで一気読みしてしまいました。どんどん謎が解けていくし、心はぎゅっと締め付けられる感覚で、後半特にのめり込んでしまいました...純粋に作者様の描き方がすごすぎてどんどん引き込まれます。話の伏線や謎が解けていく感じが漫画として面白いですが、話自体が複雑なわけではないのでとても読みやすいです。読中ずっと号泣でした、心に残る作品です。
読み返してみると、福太がドラム缶を触った時に葵兄が異様なほど嫌がったことや、「僕はここにいる。」が双方の言葉として受け取れることなど、いろんなことに気づけました。本当に深い、、少しでもタイミングが違えば違う結末だったのかと思うと切なくて、何度読んでも泣けます(TT)
思わず深いため息が...
読み始めは、タイトルの意味が分からなかったのですが、最後なるほどとなりました。途中、お兄ちゃんとの写真をバイト先の人に見せる場面で、根本が明らかになりましたが、その時、一瞬息を止めてしまうほどの衝撃でした…
天国で一緒に幸せになって欲しいです。
確かに引きずる
タイトルや話の序盤である程度想像した通りの流れや結末ではあったし、意外性は全くなく、あぁやっぱりなという終わりでした。
ただ、作者さんの画力、構図、心理描写がとても素晴らしく、ここまで想像通りに持っていかせる見せ方が逆に素晴らしい。狙っているというような事が書いてあるコメントもありましたが、ここまで狙い通りに描けるのは本当にすごいと思います。
二人が幸せになる可能性に掛けて祈るように読み進め、皆さんのコメントにあるように、苦しくて切ない読了でした。
何日も引きずる内容でしたので思わずコメントしました。精神が元気なときに読むことをオススメします。
我大団円とみなす
来ましたね…
BL、いや過去読んできたいろいろな漫画の中でも特段アッパーをかまされた気分です。
このきっぱりした終わり方を受け取るか受け取らないか、それは自由ですけども、私はそのまま受け取りました。
作者さんの覚悟ができあがって、きちんと描かれた良い漫画だと思いました。今年はこれを読めて満足です。まだ8月だけど!
出版社もこの展開をOKしてくれた所が嬉しいなと思いました。
だってもうちょっと表現変えましょうとか、マイルドに…とか言われそうですもんね。
実際の社会で見るような汚さも随所に見られて際立ってて良かったです。
葵兄ちゃん、彼はまだ中学生なんだもんなって色んな場面で思いました。
大人からすれば、○○すればいいだろうと知識や常識で言えますが、彼はまだ育ち切ってないんだもんね。
心細いまま過ごして、ずっと居たんだろうと考えるとやるせなくなります。
何かを満遍なく気にかけてあげられれば人間としては良いんだろうけど、主人公の最後それができなかったところが、人間くさくて気に入っています。
作者さんの今後の作品も非常に楽しみです。
こんな終わり方もありかな
ハッピーエンドといえばハッピーエンドかも?
そういう事もあるかもねぇ、と。
今回の一番の被害者は大家さんかも。
事故物件。
しかも、子供の手形があるとか。
上の部屋に指紋が残ってたら殺人プラス幽霊で事故物件すぎる。
Posted by ブクログ
悲しい。感動的な悲しさじゃなくて胸が痛くてすっきりしない悲しさ。福太は引っ越しすべきだけど葵兄ちゃんは一緒に行けない理由。昔のままの姿の理由。福太が気付いたのは偉い!!けど、それからの行動が純愛と言われればそうかもしれないけど…やっぱり悲しい結末。葵兄ちゃんの母がもう少し普通であれば、葵兄ちゃんはいなくならなかったのではとどうしても思ってしまう。賛否両論は納得。「さよならアルファ」が好きな私はどうしてもすっきりハッピーエンドとは思えない。だけど二人には幸せになってもらいたい。帯の「僕が~ってこと」を裏から見たらちゃんと読める。手が混んでるなぁ。
Posted by ブクログ
上巻でもぽつぽつ引っかかっていたあのクソジジイがやっぱりって感じだった。まじ胸糞悪くなった。
葵兄ちゃんがいなくなりたくなった気持ちや背景がちゃんと描かれていて妙に納得してしまった。
プレッシャーだったよねって。
噂には聞いたことがあるけど、初めてメリバ物を読んだ。
自分の中でまだうまく処理できていないけれど、心がぐっと重くなったのは感じた。
けれどその感覚が今自分が生きているんだなって実感したような気もした。
Posted by ブクログ
メリバだーーー!
みんなが幸せにはならないだろうな…と上巻で覚悟していましたが、それでも、幸せの欠片を集めて、大切なものを抱き締めて、彼等にとっての幸せに身を委ねるラストはとても切なく美しかったです。
ある意味、とてもハッピーエンドです。
この作者様の受けに強い執着を持つ攻めさんはやはり好きだなー!と思いつつ…後半に回収される怒涛のあれそれも、予想が付く内容ではあるのですが…つらいなぁ…
心の余裕がある時にぜひ一気に読むのが良いと思います。
幸せを願わずにはいられない
2日限定のクーポンが出てたので購入しました。
上下巻別で買おうかなっと思ってましたが、レビューをみて一緒に買いました。上下巻両方一緒に買って正解でした。
普段は不穏な話は読んでいませんでしたが、幸せな話とは違った魅力に気がつくことが出来ました。
最初からなんとなく、お亡くなりになっていることは気がついてましたが、下巻からもう…
葵兄ちゃんの幸せを願わずにはいられませんでした…
最後の方、雪道で手を繋いでいるような福太の手の描写が切なかったです…
読んだ後も、あの犯人は、大家さんの旦那さんの教え子だったり、葵兄ちゃんが隣の家の人が引っ越した時に、「僕とお母さんはどこにも行けない」と言っていたり、他にも何か事件などがあったのでは?と考えてしまい、まだまだ根が深そうなだと感じました。
時間を空けてまた、読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
読み終わって浮かんだことはnice boatとひぐらしのなく頃に…全然話に似たとこがあるわけじゃないけど2つを見たあとに感じた気持ちと似た感情になったわ…
このエンドは賛否両論だろうな。
上巻が白で下巻は黒。
カバー裏も引き続き不穏。
福太はどんどん闇と同化していく。
悲しいしつらいし痛い。
福太も葵も救われたんじゃろうか。
これでよかったんかなとか色々考えさせられた
誰かによんでほしい
涙が止まらない
予想を覆すラストでした!
とにかく切なさで胸がいっぱいになりました。この作品が生まれた背景や意図を考えさせられます。全ての人に読んで考えて欲しい作品です。
それでもその絆が2人に幸せな時間を与えていたと思うと何だか胸が苦しくなりました。
エロな部分は作画も合わせて大好きです!私はBLにハッピーエンドを求めているので☆4にしました…
Posted by ブクログ
下巻できっちりとタイトルが回収されました。福太が犯人を殺害後、雪の中で葵の遺品と共に心中を果たすというエンドはとても綺麗で、これもふたりにとっては幸せのかたちなのだろうと思います。
ただ、一点だけ気になるところがあります。葵が自身の辛い境遇の中で可愛がり、ひっそりと心の支えにすらしていた福太との心中を本当によしとする子なのか、わたしにはいまいちぴんと来ませんでした。それ故、福太が病んで葵の存在を作り出し、その幻をひとりで見続け、全て彼の見た幻想の果てに心中をするという内容であった可能性が捨てきれません。もしそうであるならば、幸せになったのは一体誰なのだろう、なんて。
Posted by ブクログ
作者の描く、美しく不憫な受と強い愛と暴力性が混在する攻が好きなので即購入。
求めた通りのものだったけれど、社会性の強い題材だったのでもう少し掘り下げがほしかったと思いました。
ホラーやサスペンスの要素がある作品って、BL漫画には少ないけど、BLゲームなら多い。ゲームで見慣れてるからこそ、他のエンディングも見てみたいと感じてしまった。個人的には、エンディングが選べない媒体(=漫画)だったら、やっぱりハッピーエンドを望んでしまうところがある。
たとえば(全然ジャンル違うけど…)ドラマ相棒だったら、短くても泣ける話になってたのかもと思ったり。BLだと二人の世界になりがちなので、他者に止められたり説得されたりがないぶん、カタルシスが得られないこともあるんだなぁ。