あらすじ
あなたは架見崎の住民になる権利を得ました――。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。トーマが生きている? 手がかりを求め、指定されたマンションを訪れると……。戦争。領土。能力者。死と涙と隣り合わせの青春を描く「架見崎」シリーズ、開幕。
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Posted by ブクログ
大枠は架見崎という異世界で繰り広げられる能力バトルもの、サバイバルの話しだが本作の主人公香屋は戦いの能力は一切もたない。
代わりに架見崎について、運営に1月(1ループ)に1度質問をできる能力を獲得した。
極端に臆病な性格の香屋が、その情報と頭脳で戦わずにサバイバルしていく姿はとても面白いです。
今後も戦わずにどうやって生き残っていくのか、架見崎とはなんなのか明らかになっていくのを楽しみにしています。
Posted by ブクログ
人から薦められた本。タイトルを見てひとまず読み始めて、どうも今ひとつ肌に合わないような気がしてどうしようかと思っていたのだが、プロローグを超えて本編に入ると俄然おもしろくなった。世界観そのものを物語に組み込んでいるという設定がおもしろいし、主人公がある意味「メタ」な存在として自分の存在価値を作っていく発想や過程もおもしろい。単純に平行世界における闘争物語として読んでもなかなか楽しい作品である。
ただ強いて文句を言うなら、世界の作り方が物語にとって(あるいは作者のとって)都合が良いように組み立てられすぎているというか、作者が恣意的に作った世界構造であることがあからさますぎるような期がちょっとだけする。そのこと自体が、小説内の設定のメタファになっていくのもわかるのだけれど。最後の20ページほどの展開にはちょっとびっくりしたけれど、説得力については後回しになっているようにも思う。シリーズとして続いていくようだからそれを前提にしているのだろうと思うけれど、設定がトリッキーなだけに1冊でひとまず納得のできる完結をした上で先に進めてほしかったような気がする。
マイナーなアニメが見たくなった。