【感想・ネタバレ】奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語のレビュー

あらすじ

ベストセラー『奇書の世界史』待望の第2弾がついに書籍化! 前作を超える、驚きの奇書とその歴史を紹介。

『ノストラダムスの大予言』……世界一有名な占い師はどんな未来もお見通しだった!……のか?
『シオン賢者の議定書』……かの独裁者を大量虐殺へ駆り立てた人種差別についての偽書
『疫神の詫び証文』……伝染病の収束を願って創り出した、疫病神からのお便り
『産褥熱の病理』……ウイルス学誕生前に突き止めた「手洗いの重要性」について
『Liber Primus』……諜報機関の採用試験か? ただの愉快犯か? ネットに突如現れた謎解きゲーム
『盂蘭盆経』……儒教と仏教の仲を取り持った「偽経」
『農業生物学』……科学的根拠なしの「“画期的な”農業技術」について
『動物の解放』……食事の未来を変えるかもしれない、動物への道徳的配慮について

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Posted by ブクログ

今では道徳的ではない、倫理的にそのようなことを考えるのはおかしいと糾弾されるようなことでも当時はそれが当たり前だった、人々に受け入れられていた。
現代から見ると教訓として受け取るべき内容であると思うが、最近のニュースを見ていると教訓とはならず、繰り返されているように思う。
歴史は繰り返されるとはこういうことなのか、と改めて自分に教えてくれる。
前作と比べて、昨今の情勢に関わる書物が多く考えを深めやすかった。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

前作が面白かったので、続刊となる本書を購入。紹介する書籍は減ったものの、1つ1つの内容が濃くなっていました。個人的には「産祷熱の病理」についての解説が面白かったです。まだ医学的な学問が未成熟である時代に、ウイルスに対して手洗いの重要性を説いた医師の論文についてです。

医学が未発達であるがゆえ、原因不明の病気は「瘴気」のせいだと宗教的な観点で見られていたという時代背景の中、その医師は産祷熱を伝染病と捉え、他の医師からの反発や自らの死を経て、今現在我々が当たり前に行っている「手洗い・消毒」に辿り着くエピソードは込み上げてくるものがあります。

先人たちが残した知恵から今の当たり前に繋がっている、時代を超えたロマンを改めて感じました。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユダヤ人大虐殺を招いた史上最悪の偽書「シオン賢者の議定書」、ロシアや中国の大飢饉を招いた「農業生物学」が世に出てしまった経緯が興味深い。
権力者におもねるために小人物によって偽書は生み出され、多くの犠牲者を出してしまうのがやりきれない。

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

前作より専門的な話が増えた印象。
特に『農業生物学』は動画版のときも今回もじっくり噛み砕かないと飲み込みづらかった。
あの語り口だからこそ読める!

個人的には『Liber Primus』のワクワク感が好きでした。
インターネットが普及した時代だからこその暗号もの。
これが自分も生きるリアルの時間軸において一部界隈ながら本当に話題になっていたところに、この上ない興奮を覚えた。

番外編は切り口が変わるので、毎回楽しみにしていて、今回の「今後奇書になるかもしれない」某説の紹介は、また視野の広がる話で勉強になった。
3作目も出るのだろうか。
楽しみだ。
(一方で内容についていけるか心配でもある)

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2023年01月01日

Posted by ブクログ

奇書が生まれた背景や物語を描くのがうまい。
単に知的好奇心を煽る書籍の紹介に留まらず、歴史のレンズを通して現在目の前で起きていることに疑問を抱くきっかけとなる。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

著者の投稿動画「世界の奇書をゆっくり解説」の内容を加筆修正したシリーズの2巻目です。
前著と同様に、書物が持つ影響力を改めて認識させられました。
非常に深く掘り下げた研究と簡潔明瞭な解説により、奇書の面白みが全面に押し出されていると感じます。
特に印象的であったのが『Liber Primus』で、ネット上と現実世界で繰り広げられた暗号解読の濃さに驚愕し、その真意が大変気になりました。
規模としては個人ではなく組織的な活動のようですが…何もかもが謎です。
文字や数字は人類が創造した人工物ですがそこには計り知れない情報量が秘められ、図書には膨大なそれが封じられています。
その絶大な力を感じられた一冊です。

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2022年07月18日

Posted by ブクログ

前巻に引き続き世界のその書物に対する評価が大きく変容してきたものを紹介している。全巻よりもその書籍の紹介というよりは、その分野の歴史を紹介している印象。

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2022年07月12日

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