あらすじ
否定ばかりしてくる父と何とか向き合おうとする神田。そんな彼を救ったのは友人の「傷つけてくる奴からは逃げていいんだ」という言葉だった。一方、母からの不意の一言に心が縛られていた瑠璃子は、太田母斑つながりの友達・カノンとまゆらと一緒にカバーメイクをすることとなり…? 自分を認めて前を向く、心のサプリメント漫画!!
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自分の顔にコンプレックスがあっても、あなたは自分の顔を好きになれますか…?
青春真っ盛りの女子高生・瑠璃子には、生まれつき顔に太田母斑と呼ばれる青いアザがあります。気にしないように明るく笑顔で振るまっていても、クラスメイトの些細な行動や発言で傷ついてしまう瑠璃子。そんな瑠璃子のもとに、人の顔を認識できない相貌失認という症状を持った神田という新しい担任がやってきます。生徒のことを覚えるために、生徒の特徴を細かく記録する神田ですが、なぜか瑠璃子の欄だけ空欄のまま…。自分の体にコンプレックスを抱いたことがある人ならこんなとき、たとえ相手が気を遣ってくれているだけでも、惨めな気分になってしまう気持ちが分かるのではないでしょうか。相手のことを察して自分で勝手に傷ついて独りになって…という悪循環に痛いほど共感してしまいました。
神田は神田で瑠璃子が想像していなかった見解を持っていて、この二人のやりとりは見ていてとても面白いです。
少女漫画のヒロインに新たな風が…?気になる話題作、ぜひ読んでみてください!
感情タグBEST3
私も親だから
他者の気持ちを慮るって、難しい。
この作品を読んでいてつくづく思った。
子供を不憫に思ってしまうし、そう思ってる事を子供に悟られちゃいけないし、この子の為って思ってしまうし、そう思わないと色んな事我慢して子育てなんて出来ないし、だけどそれを言い訳にしちゃダメなんだよね。
親だって学びながら生きてる。間違える。
色々考えさせられました。
それにしても、神田先生は良いお友達を持たれましたね。
なかなか深い
恋愛よりも親子の問題が浮き彫りになったこの巻。
神田先生の親は…あれはちょっと酷すぎるな。
周りの友達からも神田父と皮肉られるくらいの、すごく片寄った考え方の人。あんな親の元でよく耐えたねと、褒めてあげたくなります。
一方、瑠璃子の親も。
色んなタイプがいるけど、子供のため、相手のためと言うのは自己満足、結局は自分のため。本当に子供のためを思ったらあの態度は無い。
それでも子供は親の顔色うかがっちゃうし、嫌われたくないし、喜ばせたいとおもっちゃうのよね。
とにかく色んなことを考えさせられる内容だなと思いました。