あらすじ
クリスマスの夜、ついにあふれ出てしまった瑠璃子の気持ち。気まずい雰囲気のまま修学旅行が始まるも、京都での舞妓体験中に向けられた神田のやさしい眼差しにいっそう胸を高鳴らせる瑠璃子。"相貌失認"をめぐり、白河も神田との距離を縮めていくが、瑠璃子への態度にも少しずつ変化が……? 恋と出会いがコンプレックスをほどいてゆく新感覚少女マンガ!!
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自分の顔にコンプレックスがあっても、あなたは自分の顔を好きになれますか…?
青春真っ盛りの女子高生・瑠璃子には、生まれつき顔に太田母斑と呼ばれる青いアザがあります。気にしないように明るく笑顔で振るまっていても、クラスメイトの些細な行動や発言で傷ついてしまう瑠璃子。そんな瑠璃子のもとに、人の顔を認識できない相貌失認という症状を持った神田という新しい担任がやってきます。生徒のことを覚えるために、生徒の特徴を細かく記録する神田ですが、なぜか瑠璃子の欄だけ空欄のまま…。自分の体にコンプレックスを抱いたことがある人ならこんなとき、たとえ相手が気を遣ってくれているだけでも、惨めな気分になってしまう気持ちが分かるのではないでしょうか。相手のことを察して自分で勝手に傷ついて独りになって…という悪循環に痛いほど共感してしまいました。
神田は神田で瑠璃子が想像していなかった見解を持っていて、この二人のやりとりは見ていてとても面白いです。
少女漫画のヒロインに新たな風が…?気になる話題作、ぜひ読んでみてください!
感情タグBEST3
色々と進展
続巻楽しみにしていたのですが、3巻が切な過ぎて4巻をなかなか読む気になれずにおりました。
いざ読んでみたら、思ったより悪い方向には行ってなくて一安心。まだ特別感があって良かったー。
先生の友達は勝手な事言うなよ!って感じだけど。
それにしても、巻末のページはなかなか衝撃。
なんか嫌な感じしかしないんだけど。
いい
すごくいい。
青春って感じもあり、高校2年という年代の友情の大切さ、美しさみたいなものも感じるし。
そこに絡んでくる大人たちにもそれぞれの人生があって色んな事情があって、本当に人生いろいろ、十人十色。
恋愛だけが中心で進んでいく訳では無く、特にこの巻はみんなの成長が素敵だし可愛いし、ああいいなぁと素直に思える。大切に読みたくなります。