あらすじ
十一月初旬の土曜。杏とヴィクトール、雪路、小椋という、室井を除いた椅子工房「TSUKURA」の面々は隣町の文化センターに来ていた。来月に閉鎖されるこの施設で使用されていた家具類を買い取るためである。小椋の話術もあり、交渉相手の湯沢、久保田らとのやりとりは円滑に進む。だが、遅れてやってきた米沢がたくさんの不気味な子どもたちの幽霊をその身にまとわりつかせているのを、杏と雪路だけが目にしてしまい……? オカルティック・ラブコメ、甘いだけじゃない第6弾!!
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Posted by ブクログ
雪路君回だった。雪路君が好きなので嬉しい。かなりホラーだし現実の事件のほうも怖いけど、ずっと雪路君と杏が同じ目線でいるから多少は和らぎました。
ここまでに出てきた来歴の不明な幽霊は後の巻できちんと回収されてるので、現段階で不明な「外国人のお客様」はヴィクトール絡みなんだろうなあ……
Posted by ブクログ
ヴィクトールの出番は少なめだけれどその少ない出番でもなかなかのパンチ(ときめき)を残していくからメインヒーローすごい。
それにしても杏ちゃんと雪路くんのやりとりがめちゃくちゃ好きなのでニヤニヤがずっと止まらなかった。このふたりのナチュラルな距離の近さ最高。どきどきよりも恐怖のほうがあるから咄嗟に強く手を握り合っても抱きしめあってもお互いに違和感なしな状態になってるはまぁまぁの距離バグだよな〜。
側から見たら「え?付き合ってる?」ってならない?杏ちゃんがヴィクトールに懸想してるのは周知の事実(?)だから雪路くんとのやりとりは仲良いな〜で収まってるのだろうか。
まぁたしかに普段のやりとりもめっちゃ仲良さげだしね。このふたりにしかない独特な空気感もうずっとツボ。
杏ちゃんの本命がヴィクトールだってわかってるから「よりによってヴィクトールかよ」ってなってる二番手の男雪路くんほんと…ほんと良い。この二番手の男が良キャラのときってなんでこれは乙女ゲーじゃないんだってなりませんか。わたしはなります。雪路くんルート見てえ……。
今回のホラー展開、ヒトコワもあり上田くんの気味の悪さもあり、やっぱり作者さんの描かれるコワイ雰囲気好き。書き下ろしは珍しくほのぼの系だった。
次巻で最終回か〜〜〜〜。最新刊出るたびに楽しみにしていたシリーズだったからさみしいよ〜〜〜;;;;;;