あらすじ
瀕死の海利を救い、やがて二人は再び一緒に生きてゆくことを誓うのだが、立ちはだかる社会の壁に絶望する。自分にとって「兄」とはなんなのか?血の繋がりがすべてなのか? 苦悩する理世だが心が指し示す一つの答えに行き着く。一方、海利の前に一人の女性が現れて事態は急変。理世と海利が見つけた「正しい」家族の形とは!? モリエサトシが描く衝撃の純愛ストーリー。ついに完結!!
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【BookLive!先行配信】
親の離婚によって離れ離れになってしまった兄と、再び会うことだけを心の拠り所に生きている理世。大学に通いつつ、アルバイトで生計を立てる、苦労人です。大学生活を楽しむこともなく、ただ日々淡々と生きる理世の前に、どこか兄の面影があるイケメンの青年・海利が現れます。
イケメンで頭も良く、みんなからの信頼も厚い、海利のことが気になるのか、それとも海利に兄の姿を重ねているのか……恋に揺れそうになる理世ですが、ある日、何かに怯え、夜も満足に眠れないという海利の秘密を知ってしまいます。
海利の過去、理世の兄の行方、無関係のように見える事柄が結びついてしまったら……。
加速していく物語から目が離せません!
感情タグBEST3
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正しさって…
2人とも幸せななって欲しい!でも無理かな…と思いながら読んでいたので、まさかこんなラストが来るとは…
海利がしたことは本当に正しかったのかな。
読み進めながらずっと考えていたけど分からない。この世には本当にこんな理不尽な事件があるし、罰せられずに普通に生きている人もいるよなぁ。
でも、この二人には幸せでいて欲しい。
この作者さんのドキッとする空気感がすごい!
面白かったです!
最終巻です
全4巻 完結しました。
1冊 1冊 丁寧に描かれていて1話1話にしっりと内容が入っています。1巻と4巻を読んでもさっぱりわからないと思います。終わり方ですが私はいい終わり方だと思います。りせちゃんの願いは最初から家族【⠀兄 】が欲しかったから。逃げる訳でもなくて
刑務所からの数年後の終わり方じゃぁなくて
2人がずっと欲しかった家族に慣れた事
私はこの終わり方が納得出来ました。
いつかこの2人の数年後
またはマサキがあんな風になってしまった理由が知りたいです。
幸せの定義
理世の実兄を殺してしまった海利とそれを知ってしまった後も海利を愛し続ける理世。二人の不幸な生い立ちの中で、自分たち独自の幸せを確立しようともがき続ける二人のは犯罪を犯してでも守ろうとする姿に幸せになってほしいと応援してしまいたくなるほど切なく悲しい愛情です。
何度も読み返したくなる話です。
2人の幸せの形
ちょっとご都合展開なのかなあ、、と思わなくもないところがありましたが、結果オーライ!2人が2人なりの幸せを手に入れたのなら十分です。
しかし、海利さんの最後の文章から、心配なのは海利さんが社会では正己お兄ちゃんをこれからも演じていかなくてはならないこと。いつか壊れちゃったりしないのかな?それは理世ちゃんへの愛で乗り切るのかな?2人の今後を想像するのとても楽しいです。
とても面白く読ませていただきました(*^^*)
綺麗に完結したけれど、最初から最後までどこかもやりとしていて、心地よい気持ち悪さがあるストーリー。小説だとイヤミスとかになりそうな感じ。
ちょっと
三巻くらいから予想してたけど…
でも、やっぱりあんまりスッキリした終わりではないかな…
なかなか難しいですよね。こういう話の最後って、、