あらすじ
神奈川県ナンバーワンとの呼び声が高い名門・湘南大相模高校バスケ部。インターハイ神奈川県予選・決勝リーグを勝ち進むも、本戦3回戦で宿敵・瑞穂高校に敗れてしまう。
時は流れ、キャプテンを引き継いだエース・布施歩。新入部員と共に全国へ動き出す中、PGの3年・柳本が怪我で離脱してしまう。空白のPGはレギュラー争いの結果、2年・青山と1年・柏木の“2人体制”に決定。さらに1年・森もメンバーに選ばれるのだった。
そして、迎えたインターハイ神奈川県予選大会。第2シード・湘南大相模は順当に勝ち進み、決勝リーグ進出を果たす。4校による決勝リーグ初戦は第4シード・本牧東を破った真崎中央に決まる。序盤、真崎中央の猛攻に苦しむ湘南大相模だが、布施が三枝とのエース対決を制し、試合は76対55で勝利する。
一方“哀川和彦の再来”と呼ばれる京凌駕を擁する瑞穂は横浜学園を下し、2戦目で両校の対決が実現する。試合は京と一ノ瀬を軸とした瑞穂ペースで進むが、第1Q終盤、ついに森が京のシュートを止める。5点差を追う中、流れを変えるワンプレイとなるか!?
感情タグBEST3
昔のファンは複雑
布施先生とトーヤの戦いは複雑ですね。
前作は瑞穂側が多くのファン占めていたはずです。しかし、今作は湘南側が主役です。
あー悩む
瑞穂戦
湘南編になってからも、やっぱり瑞穂が気になります。特にトウヤくん。大好きです!一番好きです!!
トウヤくんはact4になってから、あまりプレイに注目されてなかったけど、さすがの曲者ぶりに 読んでいてニヤニヤでした!
Posted by ブクログ
湘南大相模と瑞穂の戦いの熱狂は止まらない。2ndQに入って、守備の要のチャーこと小原をコートから追い出そうとするトーヤ。爽やかチャラ男なイメージのトーヤだけども、ACT4では表には見せずにいたドロドロした部分が強く出ています。トーヤのコマの背景も真っ黒多し。布施へのライバル心みたいなものを告白したのはACT2だったか。あれとは違って、ただただ暗黒面です。一方、湘南大相模の3年生の面々は、熱い部分が溢れているACT4です。
何度も言っているけども、主人公サイドになるとこうも印象変わってくるのか。それがこの一戦の熱狂を産んでいるのだから、不思議なものです。
4ファウルでコートから退くことになってしまった小原。まんまと瑞穂の作戦に嵌められてしまったわけですが、あっさり追い込んでしまうあたり、やはり瑞穂の攻撃力は侮れない。
スタメンが次々にいなくなってゆく湘南台相模。小原の代役として出場したのは、PG争いに敗れベンチにいた柏木。
ここで登場となりますか。
柏木に青山、森ぞーと未来の湘南台相模を背負うであろう3人が揃って、どうなるどうする。新戦力に対する不安と期待が入り混じる中、彼らのシナジーが発揮されたシーンで10巻は終わり11巻へ続きます。いい展開だ。
青山のディフェンスから、柏木の3P。外れても、森ぞーがOリバウンドもぎ取る、という展開。再チャレンジの攻撃は、外から柏木、中にはエース布施歩という形か。
ヴァージョンアップした湘南大相模いいんじゃないか。王道正統なオフェンスという感じがするぞ。
確実に決めれるゴール下と、ポイント効率重視の3Pシューターというバスケの風潮考えると、10巻で見えた湘南大相模のスタイルは、そちらに向かっているのかな。まさかのクチビル監督の策略?あの監督が名将というのは違和感なんだよなぁ。これも従来のイメージから抜け出せない部分。ACT4の湘南台相模は、いつも新鮮です。