あらすじ
ボッシュが探り続ける未解決事件は、ホシとにらむ男とは別人が自供した。初動捜査のミスも浮上し、苦悶するボッシュ。さらにパートナーのライダー刑事に悲劇が襲う。事件が急展開を見せるなか、自宅待機を命じられた彼はFBI捜査官レイチェルとともに動き出すが……。警察小説の頂点に君臨する傑作シリーズ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ウエイツが現場検証で逃げ出すのはドラマと一緒。
ただし原作では森の中。
撃たれて死んだのは2名、キズミンも撃たれて生死の境をさ迷うが生還する。
しかし刑事生命は絶たれて本部長付きに戻る。
逃走自体も陰謀だった、オシェイが筋書きを描いたのか?
ボッシュはレイチェルと共に逃れたウエイツの隠れ家を見つけ出し人質を奪還しつつウエイツを射殺。
陰謀の筋書きを追うボッシュ。
実は引退間際の上司が、かつて殺された女性の真犯人(有力者ファミリー)から依頼された話だった。
それを暴いたボッシュは上司に犯人たちと取引をさせるべく手配する。
上司と犯人である息子と父親との3者での会談、遠くで見守る警察メンバー。
そして犯人である息子は上司を射殺、息子は警察に射殺される。
レイチェルとは別れるボッシュ。
いや、しかしボッシュ、あんた強引過ぎるよ
Posted by ブクログ
意外と後半は盛り上がりに欠けた。前半は緻密な展開だったが、後半ではいきなり上司に付いていったら愛人宅に行き、さらには弁護士のところで話しだしてカラクリが全て分かるという拙速な展開。
一方で犯人はボッシュとレイチェルが調べた質草から簡単に潜伏先が分かって射殺、という物足りない展開だった。ドラマとしてはじっくりボッシュの心情が掘り下げているのは満足だけど、なぜかレイチェルが急に離れていくのは物足りない。果たして次は?
Posted by ブクログ
(上巻から続く)
個人的な好みとしては、
ボッシュが追い続けた事件の被害者の両親に、
悲しい連絡をする場面が、ほとんど描かれていなかったことが残念だった。
私がこの作品を映画化するなら、クレジットの最中にでも、未解決だった事件のラストとして、
両親への報告の場面を入れるところだ。
Posted by ブクログ
ハリー・ボッシュ・シリーズの12作目。ハリーの姿勢はずっと変わらない。未解決事件を決して見捨てることなく自宅でも古い捜査資料を丹念に読み直す。副業を持つことも珍しくないアメリカの警察社会の中では極めてストイックな生き方を貫き通している。
マリー・ゲスト事件の顛末もM・コナリーらしい二転三転するストーリー展開を見せ、飽きることはない。蠢く検事局長選挙。相棒の女性刑事キズミン・ライダーの負傷。FBI捜査官レイチェルとの恋の行方。安らぎの時間は一瞬で消え去り、ハリーの孤独な戦いは続いてゆく。