スクールカースト上位のリア充高校生が、知識・経験ゼロの状態から美大を目指す青春物語です。
第1巻では、それまでやりたいことも情熱を注ぐようなものもなかった主人公が、絵を描くと自分の好きなものと向き合うことができる、と気づくシーンが印象的です。
彼は、美術の授業で「私の好きな風景」という課題を与えられ、「まどろみの中で青く見える早朝の渋谷」が好きだが、それを好きと言うことを怖がっていた自分を自覚します。
そして、完成させた絵を褒められたことで、彼は美術に関心を抱き、実質倍率200倍(!)の超難関大学である東京藝術大学を目指すことになるのです。
「好きなことは趣味でいい」とよく聞く大人の理論がありますが、それを言い訳にせず、好きなことに人生を賭けようとする主人公の若さとひたむきさが眩しい作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年11月20日
桑名さんが彫刻科に入学してきて油画以外の友達ができるように。そこで紹介されたノーマークス。カリスマ性のある人に惹かれていく八虎。大学の偉い人が教える美術が良いものなのか、自分の理解の及ぶ範囲で楽しむ美術が良いことなのか。どっちも言い分はあるけど、なんかアングラな世界に八虎がいってしまいそうな不安感が...続きを読む募る。どう展開していくのか。
Posted by ブクログ 2022年07月18日
芸大受験期と比べると、重い雰囲気がより一層際立つなあと感じながら読んでました。
でも、悶々としてこそ学生なのかもしれません。自分もそんな時期がありましたから。八虎には大いに異なる価値観に触れて悩んで欲しいと思います。
Posted by ブクログ 2022年07月09日
ずっと読んできて、入試前の壮絶な様子見てるだけに、大学でこんな気持ちになるのは切ないですね。美術だからこそなのかもしれないけれど。八虎の気持ちもわからないでもないけど、得るものはあるのでは?自分次第では?という思いが止められません。
でも面白いなと思いました。
これ、学生の頃に読みたかったな〜
フジさんにも出会いたかったです♡
2年生になって課題も大変そうだけど、、、どうにか学校は辞めないでいて欲しい!
Posted by ブクログ 2022年06月24日
芸術はわからん…。
凄いフワッとしててつかみ所が無いテーマばかりですが、読んでいると主人公と同じように何かを掴んだ気になります。
毎回色々なことの意味がわからないですが、読んだ後はそういうものなのかという思いを実際に確認してみたいので美術館に行ってみたくなりますね。
Posted by ブクログ 2022年06月12日
本当にこの作品はドはまりという感じはしないし、
お絵かきくらいしかしない俺には芸術は分からないが
絵の書き方、生き方とか、感性とか
凄い沢山の角度があると思えるなぁ
凝り固まった固定概念を毎回ほぐしてくれます(’-’*)♪
大学時代、いつの間にか来なくなってた友達は結構いた。私は何も考えずに通っていた。今思えば、あの子達は何を思って来なくなったのか、それでもやりたいことはやっている様に思えたし。すごい昔を思い出して、考えさせられました。