【感想・ネタバレ】未来の年表 人口減少日本でこれから起きることのレビュー

あらすじ

日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

かなり面白いデータ分析による未来予測だった。
ただしこの本は2017年発刊なので、9年後の答え合わせとなった。
結果としては、当時懸念されていることは今も懸念事項である。そしてAIは思ったよりホワイトカラーが活用しているのでちょっと予測から外れているかもしれない。
この本は高校生大学生にも読んでもらえるように書かれている。未来の「大人」が今から考えられるように。そういう所はすごくいいと思う。
毎年新刊出していくのもいいかもしれない内容。
自分が定年後にどうするかを考えた。どこに住むのか。何歳まで働くのか。それが日本の力になるのかなと思いながら。データをずっと見つめていけば、そこには個人がいる。一人一人の人間がいる。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本作は産経新聞論説委員の河合雅司氏が執筆した人口減少する日本の予想図であります。
データに基づく日本の行く末の描写は、もはやホラー。

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人口というのは確かに数字としてはっきりしているので、生活や産業に与えるインパクトを割と正確に具体化しやすそうですね。

出生者数が分かるのだから、例えば2000年生まれの若者たちが2020年に何人程度いるのか、2040年に何人程度いるのかってことはおおよそ計算がつくわけです。

そうやって計算された人口予測をもとに、日本がどのように変貌するのかを、2016年~2065年まで、約50年間を年表形式で何が起きるのかを予測します。

本作をはじめから読んでいくと、とりあえず暗くなります。じんわりと徐々に重くなります笑 え?こんな将来暗い国に住んでいるの?ってなりますよ、きっと。

・・・
で、ワタシ的にじんわり響いたのは2039年。

「深刻な火葬場不足に陥る  国内死亡者数が約168万人とピークを迎え、霊園不足という難題も降りかかる」

とあります。

・・・
2039年からザックリ85歳程度の寿命だとすると、差し引いて、1954年前後生まれ、ベビーブーマー最後の世代が亡くなる印象でしょうかね。

筆者の見立てですと、東京という街では夫婦が田舎の片親を呼び寄せて住んでいるパターンが多いそうです。でも地価も高く老人ホームやら火葬場やらは意外と少ないと。他方人口がピークを打つのが分かるのに新たな火葬場(ハコモノ!)も作りがたく、結局待ち行列になるのでは、という予想です。

更には都心では墓が足りず、少子化で墓守がおらず、なんなら寺ですら跡継ぎがおらず廃寺、結果無縁仏が散乱する可能性についても指摘がありました。

・・・
実は先日、子どものいなかった叔父夫婦の叔父の墓参りに、叔父の奥さんとともに行ってきたもんで…。

「うちは跡継ぎはいないし、墓守も居ないからこれから死ぬ人が墓のことも考えないとダメなのよ」とおばさん。

海外にいる私が墓守になるわけにもいかず、、、なんて思っていたらこの記述。

東京はあと20年くらいでどれくらい荒れるんだろう?

・・・
本作、淡々と年を追って日本が縮んでゆくのを数字とともに具体化していますが、もちろん解決策についても提案されています。

その最たるものは「戦略的ダウンサイジング」。まっとうで正攻法ですね。私はこれを、所謂コンパクトシティ化への注力、と解しました。

他方、先祖代々の土地から離れたくない人についてはその自由は認めるものの、生活インフラについては受益者負担でよろしく、というものです。確かに広大な土地をあまねくカバーして社会インフラを提供する人員も資金もなければこうなります。

その他、抜本的な自治体合併とか、ドラスティックな教育補助、育児補助などが提案されていました。

・・・
問題はそういう抜本的な政策を貫ける政治家を我々が選べるのか、というのが、参政権を持たない我が家のガイジン家内の意見でした。

ハイ、私は選べません泣

・・・
ということで、将来の人口推移と社会情勢についての新書でした。

もっと色々な切り口があるのですが、それは擱いておきたいと思います。日本の将来は突込み所が多すぎて、まとまりませんので。

これだけシュリンクする予想があるとすれば相続税制も変わってくるかもしれません。税金は欲しいんでしょうが、相続しないで国を捨てる人たちが出てくる可能性が高いと思います。

また全国の住居の1/3が空き家になるという予想(2033年)がありましたが、年代は後づれしそうですが、住居が負の資産となる可能性は日本では今後更に高くなりそうです。

今後を生きる若い方、次世代に迷惑をかけたくないと思う方々は是非一読してご自身の将来図と重ねてみてはいかがでしょうか。

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2024年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2017発刊の本で、大体2026年までこの本の指摘通り、に進んでいる。
そこは正直、驚かない。
話題なったせいで、内容をある程度把握していたのかもしれない。
答え合わせ的な読み方となったなら、ちょっと意地悪な読み方したように思った。
静かな有事との表現は適切な感じもするが、違和感を持つ。

ただ、まとめに書かれている対策は正直、嫌悪を感じた。
対策は以下10点
【戦略的に縮む】
 ①高齢者を削減  姥捨て山でなく、高齢者の区分を高齢にする
 ②24時間社会からの脱却 適正なサービス
 ③非居住エリアを明確化 
 ④都道府県を飛び地合併
 ⑤国際分業の徹底   
【豊かさを維持する】
 ⑥匠の技を活用  大量生産でなく、少量生産・少量販売
 ⑦国費学生制度で人材育成  画一的教育でなく、エリート育成
【脱 東京一極集中】
 ⑧中高年の地方移住推進
 ⑨セカンド市民制度を創設 セカンド居住地・魅力ある地方の創生
【少子化対策】
 ⑩第三子以降に1千万給付
以上 (目次の引用)

あまりにも社会制度、政府に期待しすぎだ。
権力の集中・腐敗の先しか見えない。
理想かもしれないけど、その期待に沿う形できちっと実行する国家は存在しない。

周り期待するだけなのではなく、自分で自分を守るためにどうすべきかをかんがえろ!
自分としては結論としたい。

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2026年06月11日

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