あらすじ
かつて果たされなかった亜人との約束ーー。25年の時を経て、今、真実が明かされる!!
パルザム王国辺境騎士団の根拠地であるロードヴァン城へと招待されたバルド一行。だが、城壁の前では亜人・ゲルカストの集団と辺境騎士団との間で深刻な揉め事が起こっていたーー!!
騎士の精神に則り、己の命を懸けて事態を収めた団長・ザイフェルト。最悪の展開は免れたが、バルドがあるゲルカストの名を出した瞬間に場の空気は一変して‥‥!?
騎士たちの気高き魂が交錯する第12巻!!
原作者・支援BIS先生の書き下ろし小説も収録!!
老いた未来にこんな渋い生き方ができるなら、年齢を重ねるのも悪くないと思わせてくれる作品。
10代20代だけが主人公じゃない。60近い渋メン爺さんバルド・ローエンが主役のファンタジー冒険(グルメ?)活劇。
全盛期を過ぎた英雄騎士が、名誉も地位も財産も捨てて、身一つで残りの余生の本懐を探しにでる生き様が渋くカッコよく描かれています。
もう体はうまく動かないけど、年齢を重ねて得た重厚な経験と知恵で危機困難を乗り切るバルド・ローエンのスマートさに、年上好きの女性もメロメロになっちゃうかも?!
時折挟む、食事シーンも味わい深く表現されていて、居酒屋で一杯やりながら読みたくなっちゃいます。
年取ったなーと感じちゃう年頃のセンチメンタルな中年男性諸君!必読です!
感情タグBEST3
んむ、
生命を掛けた誓いを果たせない、その悔しさは
どれだけの物か。失意の中で生命を絶った男の
償いは果たされるのか。重い。
世間が狭い
主人公パーティーを仇とする者、知り合いの者、かつて世話になった者…実に世間が狭いと感じさせると共に過去にあった主人公の活躍を感じさせる良い手法と思いました
亜人もパーティー入りして更に混沌と
吟遊詩人の物語の様で楽しんでいます