あらすじ
幕府開府で戻った平穏も束の間、兄弟による二頭政治は綻(ほころ)び始めた。嫡子義詮(よしあきら)を溺愛する尊氏に芽生えた、弟と己れの落し種直冬(ただふゆ)への疑心は、足利一門の骨肉食む内乱を生んだ。燻る南朝の火種は燃え立ち、再び策謀渦まく権力興亡の世に。南北朝動乱を風のごとく駆け抜けた武士(もののふ)たちの春秋を描く、著者畢生の傑作。
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Posted by ブクログ
子ゆえの闇
(愚息のせいで愚父が地獄をもたらす)
合理的な理解は望めないが、
足利義詮がねだるから直義を追い落とす
その過程で
師直の犠牲
直義南朝へ
親房の暗躍
暗愚の義詮
直冬の復讐
野蛮なクセに大義名分を気にする場面もある
北条氏なら
「朝敵上等、後で取り返す」とでも言いそう