【感想・ネタバレ】風の群像(上) 小説・足利尊氏のレビュー

あらすじ

天下取りの好機。後醍醐帝から討幕綸旨(りんじ)が下り、源氏の棟梁・足利尊氏は弟直義(ただよし)、高師直(こうのもろなお)らと旗揚げして北条氏を討った。しかし"野草の群れ"武士の暮しを守る武家政権を目指した尊氏と、親政を企む帝が対立。「土に根ざし汗にまみれた者たち」の幕府開設へ熾烈(しれつ)な戦いが始まった。好漢尊氏の魅力溢れる歴史長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

足利尊氏を主人公に、南北朝を描く歴史小説。尊氏と弟・直義の性格の対比、高師直や楠木正成などの特徴的なキャラクターなど、小説的に強調されて書かれていて、複雑な時代や人間関係を扱っていながら読みやすい。

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2017年10月17日

Posted by ブクログ

全2巻。

まずイメージが結構違った。
北条すごくいい人だし、
幕府も優れてたし、
高師直は美男子だし、
なにより尊氏がダメすぎ。

尊氏ダメな太平記は結構あるけど、
このダメさはなんというかリアル。
凄く人間臭い。
普通の人。
だから凄くダメに見える。
個人的には吉川太平記な尊氏が一番好き。
でも案外こんなだったのかも。
実際。

なんというか、女の人だからか、
全体的に柔らかい雰囲気。
そしてあっさりした印象。
太平記ってより主人公達の人間を描いてる印象。
太平記知らない人には良いのかも。

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2009年10月09日

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