【感想・ネタバレ】パスワードドードー鳥の罠 パソコン通信探偵団事件ノート23 「中学生編」のレビュー

あらすじ

オーストラリアから帰ってきたまどかが、風浜でひらいた電子探偵団のオフ会に「ドードー鳥協会」を名乗る謎の2人組が現れる。彼らのねらいは? いっぽう葉村にいたみずきも、謎の「ドードー鳥の数え歌」を聴いて……。2つの出来事はつながるのか!?

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Posted by ブクログ

 「パスワード」シリーズ、久しぶりに読みました。やっぱり、いいですね。慣れ親しんだ登場人物たちは、まるで旧友に再会したような安心感があります。暴走推理でお馴染みのまどかがメルボルンから帰ってきて、ますます賑やかです。

 さて、今回はドードー鳥にかこつけて、ブルー・モーリシャスと呼ばれる青い切手を捜すドードー鳥協会こと三島紅江と平林繭男が登場。掲示板で謂われのない誹謗中傷を受けたみずきが大活躍する。

 それにしても、不思議の国のアリスやら、ドードー鳥やら、ブルー・モーリシャスやら、面白いアイテムがいくつも登場してくるもんですね。そういうことに詳しい人が読むと、もっとニヤリとするような仕掛けがあるのかも知れませんが、そういうことに疎い私が読んでも、十分に楽しむことができました。

 中学生になったせいもあるのか、p.263のみずきのイラストは、ずいぶん雰囲気が変わった感じがします。そして、ラストシーンでみずきが○○を決意するのは、ちょっと意外な気がしました。早く続きを読まなければ。

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2017年10月30日

Posted by ブクログ

パスワードシリーズの最新刊、ですが、シリーズ全部読んでいます。

最近は緻密なストーリー構成よりもパズルや暗号、クイズなどが目玉になってきているように思います。

今回は、次号の展開に向けた充電期間、という感じの物語になっていますね。

でも、パズルいっぱいのミステリになっているので、ついトリックや仕掛けを自分で解き明かしてやろうと挑戦したくなる構成になっているので、
下手なミステリを読むよりはよっぽど面白いです。

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2010年12月30日

Posted by ブクログ

原点回帰。ブレた対象年齢を、最初の頃に戻したような印象を受けた。
シナリオ主導から、再びパズルやクイズを増やす方向へ。

まどかの帰国からはじまり、話はみずき側と、それ以外の探偵団側とで同時進行して、途中でつながる。
ネロさん不在のまま喫茶店の再開は持ち越し、そしてみずきは陸上部を…。

まどか帰国は話を作るのが少し難しかったのかな。
妄想暴走推理が、話をややこしくさせてるだけ、の突っ込みに笑った。

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2011年05月20日

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