【感想・ネタバレ】新装版 小説太平洋戦争 (5)のレビュー

あらすじ

「帝都の表玄関」でありながら絶体絶命の孤島と化した硫黄島。その地下壕に栗林中将以下、二万三千の兵は敵襲を待つ。全滅する以外にない残酷きわまる運命は隆盛日本の象徴・戦艦大和にも降りかかる。降伏か徹底抗戦か、小磯内閣も鈴木内閣も終戦の糸口をつかめないまま、沖縄は最終特攻戦へと突入していた。

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Posted by ブクログ

いよいよ戦争の舞台は日本に移り、硫黄島へ、そして沖縄へ。ここからは著者の想いもかなり熱くぶつかってくる激流のようで、涙なしには読めない。栗林中将の名言「自分のための試験勉強で体を壊して死んだ者はいても、作戦を考え過ぎて死んだ参謀の話はまだ聞いたことがない」。沖縄の祖国復帰とひめゆり部隊等に参加した少年少女の靖国合祀を願った金城和信さん。終戦と戦後復興の祭壇に供える供物としての戦艦大和。鹿屋で見送った少年の特攻兵たち。

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2022年07月31日

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