あらすじ
活路をニューギニアに求めて大軍を上陸させた日本軍だが、米軍の反撃は圧倒的な物量とともに予想をはるかに上回る速さだった。増援の一兵も送れず炎熱と飢餓のなかで軍は壊滅。ビルマではインパール作戦の火蓋が切られたが、思わぬ作戦齟齬の罠が待ちかまえていた。鬼神も哭かしむる壮烈な戦いの果ては。【内容は山岡荘八歴史文庫版「小説太平洋戦争」と同一です】
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Posted by ブクログ
ニューギニアとビルマにおける陸軍の悲惨な戦い。インパール作戦はよく耳にしたが、ニューギニアでの4500mのサラワケット越えやラム河とセピック河の泥水の海を30キロ、10日余りも立ったまま休めずの状態だったりとか、聞くに耐えない。ビルマの牟田口中将もなんとなく聞いていたただの凡庸な悪人というのとは違い、佐藤中将との確執も不幸なすれ違いに起因するところがあるのだろうと思った。