あらすじ
育ての父であり、夫でもある御所(ごしょ)様。初恋の人であり、最大の理解者でもある実兼(さねかね)様。御所様の弟で、唯一の存在として二条(にじょう)を愛した御室(おむろ)――。多くの男たちの寵愛を受けながらも、つねに孤独を感じていた二条。突然の御所追放から念願の出家へ、二条の半生、ついにクライマックス!! せつなき宮廷ロマンス『とはずがたり』、完結。
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後深草院二条の「とはずがたり」を漫画化。御所様(後深草院)・雪の曙(西園寺実兼)・有明の月(性助法親王)、それぞれとの恋愛の形が丁寧に描かれていて、思わず心を移してしまいそうになります。当時の宮廷事情や政治背景についてもきちんと触れていて、知的な少女漫画という印象。何回も読み返したくなります。
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古典、とはずがたりの漫画化。原作の訳本にチャレンジしたこともあったのですが、日本古典特有の、主語の曖昧さに挫折しました。
漫画でうまくピックアップして楽しく読ませてくれます。
ストーリー自体はどろどろ昼ドラなのですが、ところどころ入るギャグが箸休め的役割になっているので、くどさが中和されて読みやすくなっています。
ストーリーは、御所さまはじめ、出てくる男性陣の変態っぷりを楽しみましょう。
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これで終わりなのが惜しいぐらい。面白かった!
とはずがたりを漫画化したもの。お話自体もよく分かって、勉強にもなる。恋愛って何だろうってかんがえるし、オススメ。
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古典「とはずがたり」を原作としたコミックス。5巻で完結です。
海野サンはなかよしに書かれてた頃からスキで、一時コミックス全巻持ってました・・・が、中学時代にカリパクされ、そのまま多くが絶版に…orz
人間同士の距離感に、独特の感性を持った方なんだろうと思います。
その感じは健在なんだけど、今回は原作モノだったせいか、テンポが遅いというか…ちょっと説明とかでクドクドしちゃってたけど。
コレはこれで「物語」らしくて、とはずがたりの知識はなくても楽しめましたよ。
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最終巻。最後は余生というか、なんか後宮を退出してからの旅日記&自分のモテ記録みたいな感じで、どこにいってもモテモテの二条でした。
院も何人も出てきてて、だんだん家系図と名前を理解するのが面倒になってきちゃいました。
結局、後宮ものは好きなんですけど、こういう誰でもこい!って感じで、女性が乱れているのは好みじゃないって思いました。