あらすじ
宮廷ロマンスは、こんなに切ない――。初懐妊中の二条(にじょう)は、実父の死後、いまの夫であり育ての父でもある後深草院(ごふかくさいん)への情と、幼なじみであり初恋の人でもある実兼(さねかね)様への想いとの間に生きておりました――。ミステリー多き古典女流文学『とはずがたり』を、海野つなみが独自視点を交えてコミック化!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
時代が違うからしがらみも現在とは全然違うんだけれど、そういうものを全部削ぎ落としていったら、残るのは女の嫉妬やら恋心といった単純な気持ちだけ。だからこそ面白く読めるんだろうなあ。帯の言葉にもなっている、「いつまでも心に残る そんな雪の曙の人」っていうフレーズが好きです。素敵フレーズ!
Posted by ブクログ
二条と実兼のラブラブの巻です。元々後深草院が出てこなければ、普通に結ばれていたように思う二人で、障害があるから燃えるというか、実兼は大胆に忍んできてます。
それにしても、実兼って、二条が妊娠中でも全然平気でできるんですねって驚き。絵では大きなお腹は分かりづらいのですけど、ちょっと自分勝手な人に思えました。
あげく、二条に自分の子を妊娠させて、生まれたばかりの子は取り上げちゃったし、まあ生まれて困る子だったとは思うけど、なんだかなぁ。流されやすい二条にちょっとイラってしました。
最後に出てきたお坊さんも気になります。