【感想・ネタバレ】3番線のカンパネルラのレビュー

あらすじ

次に深手を負ったら、致死量か?終わりの来ない、恋がしたい。ちょっとズレてる真面目な上司×ヨロめきやすい傷心の寂しがりBL。相思相愛と信じて疑わなかった彼氏に突然フラれ、ショックで無気力ぎみな加納。ひとりで生きるのは無理。でも、つかの間の恋をするなんて、もっと怖い。なのに駅で助けてくれた高校生にはときめくし、職場の店長にもグラついてきてしまう始末…。ただ好きな人と、ずっと一緒にいたい。それだけのことが、どうしてこんなにも難しいのだろう?行き先の知れぬ列車と心に揺られながら、「生きる」と「恋する」をさまよう各駅停車のトリップ・ラブ。

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久しぶりに泣きました。

高校生くんが愛しくて。あの子を見てると人って悪くないなぁ〜って思えるから。温かくて優しい。主人公とは結ばれなかったキャラにこんなに思い入れを持ったのは久しぶりでした。当て馬でもモブでもない、大切な立ち位置にいる子でした。私は大好きです!!

2
2022年09月28日

ネタバレ 購入済み

人生という名の電車。

あ〜お試しで読んだら気になって、やっぱり購入しちゃった(笑)。

誰かに優しくされるとそのひとに好感を持つ。
それがちょっと好みのひとだったら...淡い恋心に発展して、勝手に期待したり幸せな妄想をしてみたり。
大好きで信じていたひとに否定されれば、自分の存在価値を見失うし、死にたい気持ちにだってなる。
「優しさに弱い」主人公の生き難さの逡巡が、読者の心にじんわりと響く。

ノンケの店長がいつ主人公に堕ちたのか...「一緒に食べるご飯が美味い」これかな。
「優しさがうすっぺらい(笑)」店長とのお付き合い、これからも人生の電車を乗り降りしながら
ふたりで最終駅までゆくのでしょう。

自分の何気ない行動や一言が、誰かの救いになるかもしれない、その逆もしかり。
人肌が恋しくなると同時に、誰かに優しくしたくなる幸せな読後感でした。
京山さんの優し気な絵柄、大好きだなぁ。

1
2020年02月16日

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癒し系

極彩色ではなく、鉛筆ような繊細な京山先生のタッチで描かれるハートフルストーリー。
起承転結が激しいわけでもなく、ゆったりとした雰囲気なのに読んでいくうちに不思議とお話にのめり込んでしまう独特のセリフのテンポやモノローグが持ち味。
京山先生作品の読後は春先の縁側で寝転んでいるような、ほわぁ〜と心の片隅が温かくなれる感じがクセになります。

1
2019年03月17日

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いい…です

ストーリーのしっかりしたBL好きの方向け。この作者さんの作品はいつもお話がちゃんとしてて登場人物の感情表現がつぶさで、BLによくある無理な展開がなくて好きです。
失恋で傷心の主人公が次の恋を見つけて幸せになるまでを描いた作品(ざっくりまとめ)ですが、眼鏡美人の主人公が可愛いのと、どっち?どっちとくっつくの!?というドキドキと、じわじわ縮んでいく2人の距離感、からの想いが通じ合った瞬間の萌え♡などおすすめポイントいっぱいです!
作者さんがこの作品から新作を出されていない(ような気がするのですが…)のだけが残念です。また新作を読めることを願って。

#胸キュン #切ない #萌え

0
2025年10月15日

匿名

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童話

童話を織り交ぜながら、現実的な生活を描くお話です。淡々と過ごす日常を描きながら、主人公は悩みに悩んでいる。こんなにもBL漫画で切なくなるのは初めてです。

#泣ける #切ない #じれったい

0
2024年11月26日

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ふと読みたくなる

泣いていたはずなのにふと〝目の前にDKの股間…〟って…笑笑 あるある
感傷的になっていてもふと別の感情が横切るときもある 
主人公のモヤモヤ、もだもだ、自意識過剰、生きるということ、カンパネルラ…とても共感しました。
お相手が店長!?というのが意外でした

#胸キュン #癒やされる #泣ける

0
2024年06月27日

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全ての人に

オススメかは分かりませんが、私には刺さりました。

加納さんにとって何がハピエンなのか。実際には死ぬ直前じゃないと判断出来ないかもしれない。
求めて求められて一緒に居る事が出来る奇跡のような出会いを、今、大切にするだけ。それすら踏み出す勇気が要るからDKとの出会いは決して無駄ではなかったと思う

柔らかい作品なのに読後もぐるぐる答えを探している気分。

#深い

0
2022年05月04日

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高校生君グッジョブ!

「ヘブンリーホームシック」
「スリーピングバグ」で京山先生のファンになり、ネットでも好評価だったので購入しました。

1年半前の失恋からなかなか立ち直れない加納さん。寂しさと孤独に埋もれてしまいそうになっている時に、駅の3番線ホームで爽やかな高校生君に出会います。
高校男子にときめいたり、職場のバイト君にイライラしたりする加納さん。
今までとは違う人間関係に触れることで、無気力だった加納さんの意識が少しずつ外側に向くようになっていきます。

寂しさは厄介でなかなか解消されません。
恋愛感情とは限らず自分に好意を持つ人と会話をしたり食事をしたり、寄り添ったりすることで薄皮が剥がれ落ちるように忘れていきます。
寂しい大人同士が寄り添うことで恋愛に変化していくのは自然なことなのでしょうね。

ベランダでお互いの色っぽいポイントを指摘するシーンはこちらまでドキドキしてしまいました。
静かにのんびり進むだろう2人を想像しながら、これからも何回も読みたくなる作品です。

表紙も素敵です。
加納さん、カッコいい!
個人的に加納さんのビジュアル大好きです。
あと、高校生君のおかげで加納さんがダークサイドに落ちずに幸せになれました。
高校生君、グッジョブ!

0
2021年08月23日

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人生という名の電車に乗降

初読でも充分面白かったけれど、銀河鉄道の夜をたまたま読み、久しぶりにこれを読み返したら、心に染み入りすぎて驚愕です。特にカンパネルラの立ち位置である高校生の印象が変わりました。救いを得た加納の本当の幸せを自分も一緒に探しているような感覚を持ちました。

店長とのベランダでのシーンは温かで良かったです。カンパネルラに例えた高校生とのあてもない電車旅の雰囲気が最高でした。2人の会話とモノローグに胸がキューっとなります。人生を電車に例えた表現もすごく良かった。洋装店名もなるほどとなります。

0
2020年06月30日

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ふわっとした絵のイメージ通り、ナイーブな彼が振られたことをずっと引きずっている、日々のちょっとした徒然なる思いが綴られていて、最初は捉えどころがないです。

ある日、ちょっと悲観的な気持ちになっていたら電車に飛び込むと勘違いされて助けてくれた可愛い高校生に出会う。

実際には死のうとしていたわけではないんだけど、この高校生君にやっぱり救われたんですね。普通銀河鉄道といえばジョバンニを引き合いに出すことが多いけど、カンパネルラだし、銀河鉄道の旅みたいなちょっとした非日常の数時間が、心の旅になっている。上司とのHも愛があってジーンときますね。

0
2019年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルも物語の雰囲気もとても優しく
どこか切なくとても良かった。
何気ないちょっとしたセリフや描写が素敵だ。

普通に暮らしていく中にふと落ちる影や寂しさを抱えながら
ちょっとしたことで救われ、ときにそっと寄り添い、別れ
生きていく。
柔らかな物語だった。

0
2024年01月06日

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じわじわ来る☆1.5

後からじわじわ。でも 一言ではすまない感想。ずいぶん長い話を読んだ後みたい…。訳もわからず置いていかれるって最悪。そうまでして相手の気持ちの中に残像を…未練を爪痕を残したいのはもう悪意。別れると決めた方にはあったとしても忘れられる何があるからズルい。そんな理不尽ぽいものをネガティブだけどドス暗い何かに替えないで絵描いてあるのが新鮮でした。天使が居たからって言うキーワードが良い

0
2021年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

加納くんのセクシー、わかる!私もそう思ってた!
もう、思考がいちいち「わかる!」なんだよ。あと全身のバランスが素敵。加納くん素敵。顔は好みじゃないけど素敵。
店長はいつから加納くんのこと気になってたのかな。加納くんは「服も小物もとてもよく映える」って言われた時からかな。いやでもそのあとどっちでも煩わしいってのも本音だよなぁ。もうこの洋装店勤務って設定が素晴らしいよな。
しかしカンパネルラ天使だな。カンパネルラもそっちなのかなって考える私はゲスいのかな?

とても良かった。

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

同棲していた彼にふられたゲイ受け。電車のホームで出会った高校生にときめいたり、勤め先の店長にときめいたり、前彼を引きずったり…という受けのぐるぐるした心情が繰り広げられる一人劇場。受け以外の心情を見せてくれたらもっと良かったのに…受けのどこに惹かれたのかよく分からなかった。そして高校生攻めを期待していたのだが…

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2019年04月26日

ネタバレ 購入済み

んー

店長との恋話になるまでがもだもだしてて、途中で飽きそうになりました。高校生との出会いは必要だったのかもしれませんが、私的には無駄にページを稼いでしまっている印象でした。

1
2019年12月08日

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