あらすじ
【本作品は『オリジナルボーイズラブアンソロジーCannaVol.44+45』収録作品の単話配信です】あの日もキンモクセイのあまいかおりがしてた―― 三田織「王子の木」
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名もなきカップルのある日の風景
優しい気持ちになれるお話。
舞台で木を演じている姿の余りの可愛らしさには泣けてきた。
王子は、自分の唐突な告白を受け入れて何年も自分を大切にしてくれることを、木の優しさゆえだと考えている。
でも、木にとっては舞台の端っこにいる自分をちゃんと見てくれた王子の存在に救われていた。
一緒に暮らすカップルが初心に返って愛を深める優しい優しい物語でした。
たった30頁弱に詰まっている。
「王子の木」、「王子の木 クリスマス編」とふたつのエピソードが読めます。
高校時代の回想と、社会人の現在。
甘酸っぱい昔の思い出も大切にしつつ、今も変わらず想い合うふたりは、理想の恋人そのものだと思った。
木は王子をもともと好きだったのか、ほだされたのか、いつかそのへんのことも描いていただきたい!
王子のくせに、控えめで健気なキャラが大変つぼにはまりました。
おすすめ
何でもない日常のひとこまを特別なものに、登場人物ふたりの気持ちを崇高に描いている素敵な作品です。何もいらないとか普通は言えない。二人いつまでも幸せに。
王子がんばって
恋人って、欲しい物言ってもらいたいものな気がするので王子は何かねだってあげてほしい
管理人を手伝わなきゃいけないって思っちゃう木にピンと来ず、少し残念
熱のある状態で職としてやってる人を手伝わなきゃいけないってことはないんじゃないの?って言いたくなっちゃって…
だからといってそれ聞いて不安になった王子もあんな風に言っちゃったりするのは…若いからってダメだぞ〜
まぁ、実際色々な人間がいるのでこんな感じな二人もいて、幸せなのかも知れない