あらすじ
シーベルでの式典を終えたリーリア達一行は、ファーランドの王子カルロスの希望によりトレントフォースを経由してキングダムへの帰路につく。
だが道中ケアリーで町長一家による騒動の中、幼いリーリアを誘拐した犯人、イースターの元王子・サイラスの姿が発見される。
まさかの逃亡犯の出現により、思わぬ足止めを食った一行だったが、そこに強力な援軍が到着するのであった。
リーリア、そしてキングダムの因縁の敵サイラスとの決着は……。
感情タグBEST3
ほう。
今回のリアは、子供らしい行動をしてるシーンが多い。
藻さんが其れをしっかり挿絵にしてくれて嬉しい。
貝をとってムフーとしてる処とか。
辛いシーンも多いから、癒される…
舌足らずが恋しい
リアは3歳になって、あの宿敵と決着します。作中にもありますが、このお話は、現在社会を支えている大人たちの次の世代が中心。まだ、心に幼さが残っています。だからこそ、愛されるリアが眩しく感じるのかもしれません。リアだとて、同じだったのですが、リアはお父様とお兄様の愛がギリギリ間に合った。あまりに強い愛情ですから、お年頃になったら大変かもしれませんね。
ひとつの事件が終幕。
今巻でリア誘拐から始まった大きな事件の幕がおりました。最後は何だかとても切なかったです。
最後まで私はサイラスを好きになる事はなかったけどサイラスも色々苦しんできたんだろうなぁという事は伝わってきました。
最後はしんみりしたとはいえ、ケアリーの愛人発覚からの怒涛の展開に一気に読み進めちゃいました。相変わらずニコの優秀さが凄いです。なんなら一番王族らしいのが好きです!
大きな軸の物語が終わってしまいました。続きはあるのでしょうか?あるのなら次はどんな事件に巻き込まれるのか、どんなドキドキワクワクな冒険があるのか楽しみです。
リアとニコ王子のやりたい放題開発組。結界に関する大元の王家と四侯のお子さんだからこその魔力でできる荒技なのかな。
サイラスとの因縁を辿る旅の終わり、よき人になれない環境で自分らしく生き切ったのかな。
リア達からすると傍迷惑だけど、出会いの機会になった嵐の目みたい。
匿名
サイラスとの決戦
逃したサイラスの魔の手を避けるべく、ウエスターの王都からトレントフォースへ、いつかと逆の道を辿る懐かし旅路、しかし行く先々では、マーダーライトの窓枠が壊される事件が!
懐かしのトレントフォースで待受けて居たのは…
懐かしさと不穏な気配の旅路とトレントフォースでの日々が、サイラスとの決戦に集約された様で読み応えが有った。