【感想・ネタバレ】京都府警あやかし課の事件簿5 花舞う祇園と芸舞妓のレビュー

あらすじ

今度の敵は陰陽師集団!? “新技”習得に励む大たちは、古都を危機から救えるのか――古賀大が「あやかし課」に配属されて、早一年。桜満開の春の京都では、任務中の大達が謎の式神に襲われたり、京都文化財博物館に窃盗団から予告状が届くなど、不穏な事件が多発していた。その裏に陰陽師がいると踏んだ大達は、晴明神社の陰陽師隊員とともに事件解決に臨むことに。一方、祇園では舞妓達が悪夢に魘(うな)されているようで……。第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、緊迫の第五弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これからの展開で主となる組織が出てきましたね。

 なんといってもかんちゃんのかわいらしさよ♪

 そして、昨今の祇園問題も含んだ祇園の事件も面白かったです。

 来年こそは祇園祭がいつも通りに行われるといいなぁと思わせてくれる一冊でした。

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2021年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

塔太郎は本当に律儀に総代くんの約束を果たしていて、ああもういい人だなと改めて思った。
確かに口実は大ちゃんの今後の修行相手には総代くんの方が適任だし、塔太郎自身も別途修行が必要なのは分かっていたけれど。
しかも大ちゃんは塔太郎の前回の発言(いっぱいいっぱいだった時の、しかも自覚前の発言)を多少引きずっているから、気持ちがばれないように必死になっているし。

その割に、この巻内で、無意識に大ちゃんと塔太郎はいちゃついているので(少なくとも自分にはそう見えた)何でこれで両片思いなんだよと。
総代くんも気付けという(前回も言ったけれど)
総代くんも自分の恋と技の修練で手一杯だから、視野狭窄にはなっていると思うけど。
あの二人を見ていると、すれ違いさえ正せればあっという間に転がるよ。
勝ち目ないよと教えてあげたい。

今回は大きく分けると二本立て。
根幹は繋がっているけれど、対陰陽師戦と祇園の舞妓さんたちの悪夢解決のお話。
そう言えば、陰陽師がちゃんと出てくるのは初めてでしたっけ。
式神を使ったバトルに大掛かりな結界と、陰陽師の術を多数使ったバトルは見応えがありました。
そして非常にフランクな晴明さま。
あまり見ないタイプで新鮮でした。

祇園のお話は、何気に大ちゃんのコスプレも拝めて小説ながら眼福でした。
何でイラストないんだろうという。
勿体ない。
この話は謎がちょっと複雑になっていたのも面白かったです。

今回の騒動で暗躍しているのは勿論、塔太郎のお父上がまとめている秘密結社。
ただ今回読んでいて思ったのは、自分を神として崇めさせて都まで作っているのは、本人は現人神のつもりなんだろうけれど、傍から見ていると中二病を拗らせた哀れなおじさんにしか見えなくて、ちょっと哀愁を誘った。
やっていることが痛いというか。
結構大ごとな悪事を働いているようではあるけれど、何だろう、今回やっていることが色々分かったときに抱いた印象が「痛いやっちゃな」だったので……すまんのう。
こんな奴がラスボス(と思われるが)なのかと思うと、あやかし課のみんな(特に塔太郎)への同情が禁じえない。
苦戦はするんだろうけど、さっさと痛い父親の目を覚ましてやってくれと思う。

なお初版には限定ペーパーもついていて、大ちゃんと塔太郎の往復書簡の中身が読めてしまいます。
手紙では塔太郎が妙にかしこまっていて、微笑ましく思いながら読みました。
本来は二人だけのやり取りのはずなのに、覗き見してしまってすまんのと思いつつも楽しませていただきました。

そして、ますます総代くんの勝ち目がないなとも思うのであった。
だから、この二人の間に割って入るのは無理だって!

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2021年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かんちゃんが可愛かった!
なんか、すべてが可愛いくて見事につぼ。
しかし、奉納品を狙う可憐座の座長にはびっくり。
あんなのに狙われたらたまらんなー。
新登場の陰陽師隊員がかっこいい!
クライマックスの決着シーンはドキドキハラハラ。
大と塔太郎、進展してほしいなぁ。総代くんも魅力的だけど、やっぱり塔太郎だよね。大も好きなんだし。
舞妓さんの事件、姉妹の絆が美しい。
そこにつけこむなんて許せんよ、まったく。

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2021年03月18日

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