あらすじ
“お披露目”を終えて成人となった新人たちに振る舞われる“珈琲”。そしてこどもたちの目は、歓喜と狂気で満たされ、偉大なるおじい様の姿に涙する。シャドーハウスは「牢獄」―…?
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奇妙な洋館に住む人形と影の不思議な日々…。
舞台は、顔のない一族「シャドー」と、その顔役として仕える「生き人形」たちが住む洋館<シャドーハウス>。シャドー・ケイトに仕える生き人形・エミリコは、ドジで失敗も多いけれど、ケイトの役に立てるよう一生懸命。毎日お部屋を掃除して、ケイトの「顔」として働く。そんな日々の中でエミリコは、「生き人形は余計なことを考えてはいけない」という教えに反して、「シャドーハウスってなんなのでしょうか?」と疑問を持ち始めてしまう…。
本作の魅力は、表向き幸せな日常の中で常に漂う不穏さです。エミリコたちは、「生き人形はシャドー家の役に立たなければいけない」という教えを信じて、どんなひどい扱いを受けても毎日幸せそうに働きます。生き人形たちが徹底された上下関係に疑問を全く持たないのはなぜなのか?この洋館には何か秘密があるな…という雰囲気がたまりません。
洋館と秘密、この言葉にピンときた方はぜひ読んでみてください。
一緒にこの不思議なシャドーハウスに迷い込みましょう。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
ショーンの洗脳を解き、喜びの会を回避するが、新しい事件が起こり、それを解決するために行動するケイトとエミリコ、ジョンとショーン。
後半は前半より落ち着いており、穏やかな気持ちで読めた。
久しぶりに読んだが、絵柄も好みで掛け合いも面白い。
―――
10巻を読んでから再読。
エミリコが腹話術をできるようになったのは、サーカスにいたからかな?
ケイト様達4人でシャドーハウスを探索してる時にジョン様が木の枝を拾って遊んでいる…!
エミリコとオリーが仲良くしてるのを見てモヤモヤしてるショーンとナンシー可愛い。
亡霊騒ぎの犯人探し
2度目の亡霊騒ぎの犯人と疑われてしまったケイト。躍起になって解決しようとする
勢いのあまり1人で突っ走るが、その結果、同期からも「頼み事ばかり」と言われてしまいます。味方を作るにはエミリコのような素直な気持ちが大切と気づき、自分の態度を改めるケイトの姿は、エミリコと良い関係性が築けていると感じました。
神回収録の巻
この巻は一番のお気に入りの神回の収録巻です。ショーンとエミリコのハグのシーンは最高にキュンとしました。何度も読み返しています。