あらすじ
クリストファーの復活後大人たちとの戦いに向けギスギスとした雰囲気に変化するこどもたちの棟。全てを操るアンソニーの過去。一方その裏で奮闘するケイトたちは――?
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奇妙な洋館に住む人形と影の不思議な日々…。
舞台は、顔のない一族「シャドー」と、その顔役として仕える「生き人形」たちが住む洋館<シャドーハウス>。シャドー・ケイトに仕える生き人形・エミリコは、ドジで失敗も多いけれど、ケイトの役に立てるよう一生懸命。毎日お部屋を掃除して、ケイトの「顔」として働く。そんな日々の中でエミリコは、「生き人形は余計なことを考えてはいけない」という教えに反して、「シャドーハウスってなんなのでしょうか?」と疑問を持ち始めてしまう…。
本作の魅力は、表向き幸せな日常の中で常に漂う不穏さです。エミリコたちは、「生き人形はシャドー家の役に立たなければいけない」という教えを信じて、どんなひどい扱いを受けても毎日幸せそうに働きます。生き人形たちが徹底された上下関係に疑問を全く持たないのはなぜなのか?この洋館には何か秘密があるな…という雰囲気がたまりません。
洋館と秘密、この言葉にピンときた方はぜひ読んでみてください。
一緒にこの不思議なシャドーハウスに迷い込みましょう。
感情タグBEST3
匿名
あー
あー…うん。確かにね。
今回のアンソニーのタネ明かしは
目から鱗というか、「そりゃそうだ」てなった。
むしろアンソニーだけではなく他のにも使えるとしたら…?
仲間がいた!
ケイトと出会って仲間になった人ではなく、実は同じ出身で身を隠してた人がいたなんて!
ほんとの正義がどこにあるかわからない状況になってきたな〜
まさかあの人が…!
信じていた人物の裏切り、意外な人物たちとの関係など、視界が開けていくような感覚で、めちゃくちゃ面白かったです!!!前回が絶望感がすごかっただけに、今回の希望回には本当に安堵しました。これからも目が離せません。がんばれケイト…!!!
Posted by ブクログ
みんながアンソニーに洗脳され、同期達も「クリストファー様!」ってなってて、誰も味方がいないのかと絶望してた中、ダグラス様とダグだけが正気でホッとしたし、「…!?」となってる表情のケイト様が可愛らしい。
ダグにおんぶされてあやされてるエミリコ可愛すぎる。
その後もルウが復活したりキャンディが水ガブ飲みして駆けつけてくれたりラムとシャーリー様も来てくれて安心。
無害なおじさんと化したトマス様愛おしい。
ケイト様とジェレミの主従関係…良き…。
ジョン様完全復活!またショーンとリッキーの喧嘩が見れて嬉しい。
相変わらずジョン様に殴ってもらって洗脳を解くショーンがツボ。
あの時ああだったんだ…って思うシーンが多くて、また読み返したくなってしまう。
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再読(2025.6.10)
アンソニー、お顔つよつよなのにケイト様の努力を一瞬で奪ってしまうの鬼畜すぎる。これが教育による洗脳かぁ。
最初はあんなに嫌悪感のあったダグラス様とダグがこんなに頼もしくなるとはなぁ。
ジェレミがケイト様に忠誠を誓うシーンはウルっとする。