あらすじ
現世はもう、どうにでもして…。複数の男子と関係を持つ依存系女子・桃ちゃん。無責任に女子を弄んでしまう魔性のたらし・松田くん。恋愛に関心は薄いがBL(ボーイズラブ)は大好きな梅ちゃん。風俗にハマり抜け出せない面食いの檜山くん。女装男子にハマりかけの林くん。激務によって性生活が乱れに乱れた社畜たちの周りに集う、彼らをさらに上回る癖の強い面々…。性に奔放なこじらせ男女を描く性生活ぶちまけコメディ!
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あまりにもリアルな性のこじらせが、大人読者に刺さること間違いなし!
舞台は、都内にある小さな映像プロダクション。そこで働く男女5人は皆、性的にこじらせた者ばかり。
それぞれのトラウマを抱えた5人は、今日も社畜として働きながら、歪な愛を育んだり、はたまた孤独を楽しんだり。
本当はただ誰かを愛し、愛されたいだけなのに……。
4コマ構成でどんどん進んでいく本作品。5人のセックスパートナーがいる桃ちゃんや、女の子を泣かせてばかりの無自覚たらしな松田くんは、実際に恋の相手として自分の目の前にいたらたまったもんじゃありませんが、なぜこんなにもこじらせたのか、過去が明らかになるにつれ、憎めなくなってきます。私もこじらせ仲間として、最終的に桃ちゃんに感情移入しまくってしまいました……。
苦い恋愛に涙した経験がある方も、性的なことに苦手意識がある方も、どなたのトラウマも受け入れてくれる作品だと思います! この作品に共感された読者の皆さん、これからの幸せを心から願っています……!
感情タグBEST3
ハマります
似たような展開が続くかと思いきや、エッジが聞いてるので、全く飽きません。
ももちゃんの周りのA,B,C,D,Eのキャラが明かされてくると、どの人も個性があって、被っていないのに、「こういう人、いる!」と思わせてくれるの、すごいと思う。この中では、ある種のトラウマさえ克服できたら、Bくんが一番いいと思う。
評価がだんだん上がっていく林くん、確かにいいところあるのだろうけど、私はやっぱり林くんは無理だなと思った。
登場人物の背景なども
仕事現場の実態とかは作者の実体験も入っているのでしょう。
主要登場人物の背景もこの巻では割と掘り下げられていました。やはりいわゆる世間一般のフツー、から逸脱させられるような出来事が過去にあったりです。
学生時代の劣等感を克服しても何かこじらせたり、こういうのも人間の業なのでしょうか。
作者の人間観察力も光る作品なのは間違いないです。
集英社のマンガアプリで続き、読むとは思います。
男の娘はどうも鹿児島の名門私立出身ぽいですし、登場人物が思わぬところで繋がっていました。
2巻は各キャラを掘り下げてきましたね!スタジオデルタだけでなく、ももえちゃんのセフレも徐々に屈折したところもでてきてるし。林くんもこじらせてはいるけど、すごくピュアで健全な人なんだなと思った。
人それぞれ
色んな立場の人の生き方考え方が描かれていて面白い!自分も年齢的にはまだ先のことではあるが最近結婚や子供を産むことについて考えるようになって、はっきりこうしようというのはまだ決まっていないがどっちかといえばしなきゃいけないかな〜と梅ちゃんに近い考えなので共感した。しないとおかしいみたいな風潮がまだある中で、これから年齢が上がれば同じように生きづらさを感じることが増えていくのかと思うとちょっと憂鬱、笑
映像プロダクション
映像プロダクションで働くメンバーたちの群像劇。
みんな性的に拗らせ系。
セフレが自分より犬目当てってキツイww
桃ちゃんは自己肯定感本当に低いんだなぁw
Posted by ブクログ
ペットで蟻に辿り着く発想がなかったのでちょっと新鮮だったが
仕事も忙しいしあまり面倒が見られないだろうから
最適解なのかもしれない。
Youtubeにあげても蟻のことではなくて
ナンパまがいのコメントしかつかないの、悲しいけど結構あるある。
派手なごつごつ系ピアスをしているとキャッチなんかに声をかけられないというのも、わかるなぁと。
働き蟻は女の子に生まれても子供を作らず
働いてるだけで良くていいな は名言。
そんな発想をしたことがなかったが、人間の場合はこうはいかない。
仕事柄普段から恨みがあるだけに
クリスマスは広告代理店のせいと言うスタンスが面白かった。
檜山くんのために一致団結するのが微笑ましい。
多少の放送事故より青春の方が大事と言うのに笑ってしまった。
上のわがままで1番割を食うのはいつだって末端。本当にそうだ。
吹っ切れたと元カレなんてほぼ嫌悪の対象か無関心
全くその通りで頷いてしまった。
心ちゃんがバレンタインは先行投資イベントと考えていたり、
犬猫や子供の写真を見せられても別に可愛いと思えないのに可愛いですねといわなきゃいけなかったり
というのが面白い。
自分も正直、よその子は別に可愛いと思わないことがある。
桃ちゃんと松田くんの距離感がとても良かった。
花粉症の話で、
「いくら私に飛ばしたって受粉なんかしないのに」
に思わず笑ってしまった。まったくだ。
安定よりロマンスを選んでしまう
こんな将来有望な子が私なんか選んではダメだよという桃ちゃん、
自分の幸せを優先して考えても良いのにとも思うけれど、できない気持ちもわかる。