あらすじ
私、宮美(みやび)三風(みふ)。
両親も親戚もいなくって、ひとりぼっちの小学校6年生……だと、12年間ずっと思っていたのに!
なんとある日、四つ子だったことがわかったの!!!!
顔も声もまったく同じ女の子、 一花ちゃん、二鳥ちゃん、四月ちゃん。
それぞれ別の場所で孤独に育った私たちは、これから四人、一つ屋根の下で暮らすことになった。だけど、四つ子だけの生活は、大混乱!
その上、育ってきた環境の違いが思わぬすれ違いを生んで…?
みんな同じで、みんな違う! キュートな姉妹生活、始まります!
第6回角川つばさ文庫小説賞【特別賞】受賞!【小学中級から ★★】
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Posted by ブクログ
次の巻が早く読みたいと思うくらい面白かった!
四月ちゃんがいじめられていてしかも首に引っ掻かれたような傷跡があって可哀想!意外と奥深い話でびっくりしたしこんなお母さんやだなと思った!
Posted by ブクログ
表紙がかわいかったので読みました。
四つ子の生い立ち故の大変さが
見ていてかなしかったけれど
四つ子の力で乗り越えていくのが
面白かったです。
Posted by ブクログ
夢中になって読みました。
四つ子みんなに得意不得意があって補い合っているところが羨ましいなぁと思いました。
しづちゃんがいじめられていたと知ったときは悲しくなり、その後お母さんに立ち向かっているところが勇気をもらえました。
一花ちゃんは真面目で大人っぽい子。
二鳥ちゃんは元気で器用な子。
三風ちゃんは少しドジだけど優しい子。
四月ちゃんは気が弱いけどみんなをよく見てる子。
私の四つ子のイメージを書いてみました。
2巻を早く読みたいです!
Posted by ブクログ
児童文学特有の、倫理観が激ヤバな大人や制度を背景として、それぞれ別々に育てられた四つ子が出会い、子どもだけで共同生活をはじめる話。
これまで家族を持てなかった子どもの「家族」や「姉妹」への憧れや執着が、この一巻では描かれる。
平たくいえば直球の姉妹百合モノ。本巻の時点では一花と二鳥のペア、三風と四月のペアが推されていた。
同い年なんだから姉とか妹とかにそんなにこだわらなくてもいいのに……とも思うけれど、それも、これまで与えられていなかった家族関係を取り戻そうと切実にやっているのだろう。
女児向けならではの、あまりにも理想化された美少年キャラとのヘテロ恋愛の萌芽要素は、ヘテロ成人男性からすると爆笑してしまった。キュンキュンもするけど。。
あまりにもヤバすぎるお母さん(?)の正体は、実の母も双子か四つ子かで、その姉妹(つまり主人公たちの叔母)ではないかと予想。
孤児の中学生たちを集めて子どもだけで共同生活させるのが国のプロジェクトとして進行してる設定じたいが大人からすれば仰天してしまうが、本来の読者たる子ども視点に立てば、子どもたちだけでの暮らしなんてワクワクするだろう。それを脅かす大人(家族)が現れるところからも、子どもvs大人、という児童文学の黄金の二項対立に則っているのがわかる。