【感想・ネタバレ】四つ子ぐらし(2) 三つ子探偵、一花ちゃんを追う!のレビュー

あらすじ

私、三風。
12歳までひとりぼっちだったんだけど、この前四つ子だったことがわかって、今は一軒家で四人暮らしをしてるんだ!
四姉妹の生活は、にぎやかで本当にすてき!!!!
でも……なんだか最近、姉妹1のしっかり者、長女・一花ちゃんの様子が変なの。
突然家を飛び出したり、怒り出したり――何か悩んでいるみたい。
わけをきいても教えてくれないし、心配になった私たち妹3人は、どこかへ出かける一花ちゃんをこっそり尾行することに???

みんな同じでみんな違う! キュートな姉妹生活第二巻!

第6回角川つばさ文庫小説賞特別賞受賞! 【小学中級から ★★】

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

二鳥、三風、四月が一花に向けて「大好き」と言ったところが感動(泣)
今の一花ちゃんと昔の一花ちゃんどちらも本物の一花ちゃんだなと思いました。
本大好き❤小5です

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2025年06月23日

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読みやすさ★★★★★
誰かにあげたくなる★★★★★
満足度★★★★★

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四つ子の長女・一花にスポットライトが当てられたお話。
一花の過去には驚いたけど、それもまた一花の素敵な一面でより一層好きになりました。
個人的に末っ子の四月が姉妹の輪に馴染めていて、良かったね〜!ととても嬉しくなりました。次巻もたのしみ。

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2024年11月24日

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ネタバレ

まさか一花ちゃんが不良だったなんて思えない→差別するなんて酷いなと思った!

怒った時の一花ちゃんがかっこよかったし、麗さんが何者なのかちょっと分かってきた!

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2024年01月21日

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前回の1話が面白くて、2話も買った。(前回の1話は別で感想書いてるよ)
この本で特に印象に残ったのは四月ちゃんの名推理!推理系を読むのも好きだから、ワクワクしながら読んでいた。
四月ちゃんの意外な一面も見れて良かったな!
あとまた新たに一花ちゃんとみんなの関係が深まったかなと思った。
次回の3話もまとめて買ったから、感想載せとくね!

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2023年11月02日

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ネタバレ

一花ちゃんにもいろんなおもいが、あるんだなと、思う。昔の一花ちゃんは、予想外だった。しずきちゃんの、推理は、すごかった。

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2020年04月10日

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ネタバレ

「四つ子」設定を生かした姉の尾行プロットが面白かった。途中から三手に分かれてそれぞれが一花と顔を間違えられて色々ある。
本巻の主題は一花の「ほんとうのわたし」を問うことだと考えると、その過程で四つ子であること(交換可能性)を利用しまくっているのはある意味皮肉でおもしろい。
最後の一花の本音の吐露には号泣した。

またその前の、大切な人の入院でナイーブになり、これから自分たち子どもだけで生きていけるだろうかと一花が悩むくだりは、あまりに切実で胸が痛んだ。これが「自立」を求めるネオリベラリズム社会の末路か……と。
もはや子どもを抑圧したり敵対したりする「大人」すらほとんどいなくなり、13歳の子どもが、まるで20歳の大人のように自らの将来を不安視して苦悩する、そのさまが児童文学でアクチュアリティをもって描かれる社会……

子どもが大人に隠れて自分たちだけで「自立」したいと願うのは良いし、児童文学はそうした子どもの願いを形にするツールのひとつであるべきだ。
でも、まだ義務教育も終わっていない年齢の子どもに「自立 “しなきゃいけない”」と悩ませて人生の行く末を不安がるさまを児童文学でこのようにあたかも一般的な子供の苦悩のように描くことが自然なものだとされるのは、違うだろ…… この作品が悪いのではなく、ここ二十年ほどで本当に社会の底が抜けているんだなぁと感じてしまい、たいへんつらく、これからを生きる子どもたちに申し訳ない。
なんでアラサーの自分らが抱くような切実な悩みを12歳が抱いてしまっているんだよ。

つまり、従来の児童文学ならば、いくら子どもが「自立」することを願ってそれを実現するさまを描いていても、あくまで大人は子どもを庇護する責任を放棄しておらず、だからこそ子どもから鬱陶しがられて反発される役回りに徹していた。そうすべきだ。子どもが大人の庇護を抑圧と見做して反抗するのはあるべき姿だろう。
でも、本作では親も親に代わる児童養護施設も「国」も大人は皆、はなから自分たちの庇護責任を放り出して、子どもに「自立」を押し付けているので、子どもは「自立しなきゃこのさき生きていけない」と悩むことになっている。
そうしたシチュエーションを前提にしているので、いくら四つ子姉妹の尊い姉妹百合の日常が繰り広げられて「私たち子どもだけで生活するのって、大変だけど、楽しい!」と前向きに幸福に描かれていても、それをそのまま良いものとして受け取ることに躊躇いが生じてしまう。

大人が子どもに全力で向き合って、ちゃんと嫌われることの大切さ。
関わりを絶って嫌われることすらせずに、子ども自身に将来の不安を抱かせてしまう大人や社会はクソだ。
子どもたちよどうか、ちゃんと自立できるだろうかとか、社会でやっていけるだろうかとか、そういうことで悩まないでほしい。親や教師や周りの大人たちほんとうぜぇ〜とか、そういうことで悩んでいてほしい(というのも嫌な押し付けだが……)。
子どもにとって「自立」は憧れや夢であっても重くのしかかる”現実”ではあってほしくない。

その意味では、終盤に再登場する自称母親は、明確な「悪役」であるだけまだマシかもしれない。いや、アイツもクソだが……

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2025年02月08日

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四つ子の長女、一花ちゃんが悩んでいるみたい。
二鳥、三風、四月ちゃんはそう思い、一花ちゃんに聞き出そうとします。でも、何も話してくれません。
そこで…三風ちゃんたちは、探偵になります!
変装したりいろんなことをして、悩みが分かったときには…。
一花ちゃんの過去が分かります!
しっかり者の一花ちゃんの過去とは…。
ぜひ読んでほしいです!

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2020年07月23日

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ひのひまりさんの「四つ子ぐらし」の第2巻。一花、二鳥、三風、四月という別々の境遇で育った四つ子が共同生活を送るお話。前巻では主人公の三風、そして四女の四月についてのお話でしたが、本巻ではみんなの頼れるお姉ちゃん一花の過去が明らかになります。自称母は毎回ラストに登場するのがお約束になるのかな。そして佐倉おりこさんのイラストが今回もかわいい。四月の小学生制服ver.ヤバイ。次巻は二鳥かと思ったけど、学校回なの!?

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2019年02月24日

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▼娘付き合い読書。シリーズ2作目。孤児として施設で育ってきたヒロインは、中一になるときに自分が四つ子のひとりだったと知り、その四人で共同生活を始める。

▼主人公は四人のうちの第三女。この第2作は、しっかりもので優等生キャラの長女のこれまでの生い立ち背景が描かれます。なにしろ四つ子はみな、13歳まで各自銘々が「自分は孤児だ」と思って育ってきた設定なので、四人全員、仲良く暮らし始めたものの、お互いのこともさっぱりまだ分からない。というわけで今回は長女さん。

▼以下ネタバレですが

長女さんは小学生の頃にやっぱり孤児だったという理由で学校でいじめを受けた。そこで気持ちがグレてしまって、非行に走り、いわゆる不良になっていた時期がある(とはいっても小学生高学年女子の非行ってどういうことなのか自分にはイメージがありませんが)。その後、いろいろ出会いがあって気持ちを持ち直せて、更生?して今に至る。そんなこんなが、長女が隠し事をしたことから、残り三人が長女を「探偵」して知っていく。

▼好感を持ったのは、不良だったとしても、良い子だったとしても、「人は自分の中に色んな自分を持っている」という考え方を明確に打ち出していたこと。だから優等生も不良も、その現象だけで価値づけてはいかん、というような。それはこういう物語の中に入っている哲学としては、なかなか素敵だなあと思いました。

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2024年07月19日

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娘に薦められて読んでみたシリーズ②

小6娘に「これゼッタイ面白いよ。読んでみぃ~」
と薦められては、読まないわけにはいかないっしょ(笑)。

※今にも思春期に突入せんとする年頃の娘。
「パパくさぁい」やら「洗濯物一緒に洗わないでぇ」やら言われてしまう日はいつ訪れるのやら…と恐れ戦いている身としてはね、慕ってくれている間に、共通の思い出やら共通の話題やらは全力で味わっていかないとね、今のうちに。

さて、本編。
ティーンズ向けのノベルなのだから、と考えれば、多少の「トンデモ設定」は全く気にならない。

むしろ、(引かせない)トンデモ設定だからこその、設定の妙?

四つ子の長女のエピソードに、謎の女(自称四つ子の母)との絡みなど、シリーズ通しての謎が示されたことで、よりエンタテイメント性が増してきた。

1作目と同様に、普通に楽しく、さくっと読めた。

★3つ、7ポイント半。
2019.夏頃?娘本棚。

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2019年11月05日

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