あらすじ
日本から帰国し自分の答えを見つけたA君。残るはえいことA太郎! 秋が来て「約束の1年」を前にしたふたりが進む道とは? さあ大人げなかった大人たちが、いい大人になれるかどうか――読者の皆さま、ぜひ見届けて下さい。
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Posted by ブクログ
中毒性がある…。一気に読み切って、また最初に戻った。大好き。
似た人に惹かれる気持ち、自分が自分じゃなくなる恐怖、相手にとっての自分…
読んでいて、心がぎゅっとなる部分がたくさん。
自分の存在、誰かの存在、その大きさについて、考えて、逃げ続けて、でも考えて続けて、この最終巻(!)
えいこは、A太郎がいたからこそ、Aくんと生きていこうと思えたのだと思う。
友だちもみんな好きだった。特に、ゆうこちゃんのツンデレさ、愛情深さが後半で分かってきて、きゅんとする。
えいこちゃんは英子ちゃんになれたし、
A太郎は英子ちゃんが去っても、みんなの中で永太郎だった。かわいそうじゃない。ハッピーエンドだと思った。
Posted by ブクログ
四年前くらいまで、好き=付き合うとか、結婚=好きとか思っていた。でも、だんだん=で表せない何かがあること、好きの違い、持っている言葉の意味の違いに気づく。わたしを見ること、相手を見ること、重ねることは本当むつかしい。だから重なったり、関係性という名前で繋ぎ止めたりする。解放すること、手放すこと、かなしいけど可哀想ではない!!チャーミングなタッチのキャラクターだが、なかなか生々しく人の内側の揺らぎを描いていて高カロリー。A君のI love youの意味、素敵だった。振り返るとA君とA子は、いつも一緒に生きる方法を考えているように思える。ほんとはそういうのを皆んな待っているのかもしれないね〜
Posted by ブクログ
A子さんの恋人
やっぱ良い!
文章を捻り出すの上手いなぁ。
こんな微妙な人間関係を漫画にできるって凄すぎる。エモいのよ全てが!
A君といるときのa子が1番かわいかったもんなぁ。
A太郎、なんなんこいつって思ってたけど、最後はめちゃくちゃいいやつだったなぁ。
何事も80点で、何も好きになれない自分がA太郎と重なってしまうのです。それは英子に惹かれもするわ。
悲しいけど、悲しくない。未来に向けて明るい終わり方。
阿佐ヶ谷・高円寺にすごい行きたくなります。
高円寺に住んでたからあの辺よく歩いてて郷愁がすごいのよ。なつかしさ。焼き鳥。
阿佐ヶ谷巡りたい。わたしもあのジェラート屋さんでデートしたい。
わたしはどう考えても桂子タイプ。誰か私を救ってくれないかしら。
みんなの名前
みんなの名前が明かされて、A子さんの答えがでた回。Aくんの三枚目の手紙が、とても良かった。さいごAくんの姿を出して欲しかったけど、出さない方が作品の余韻に浸れるのかな〜。
Posted by ブクログ
ユーモラスなお話?と思って読み始めたら止まらなくなった。
画風が高野文子さんぽいなと思いつつ、サラサラさらりと読めてしまう。若干登場人物の顔が似ていて混乱するけど。
A子さんが学生時代からの腐れ縁の日本人カレと留学中に出会ったアメリカ人カレとの板挟みで悶え悩む7巻のストーリー。
みんないいヤツで、大学時代からの友人たち、舞台は阿佐ヶ谷や谷中のフレンドリーなカフェや商店街や飲み屋さん、出かけたくなってしまう。
美大生ライフやNYの生活も楽しそう。
にしても登場人物たちは大学を出て大分経過した、30歳前後の設定。でも精神的には青春て感じ。
アーティスト的な人たちの心境って永遠に若いのかもしれない。あるいは、これが彼らの青春の終幕なのかもしれない。
Posted by ブクログ
出てくる人たちについて、読み終わった後に考えずにはいられない。
A太郎とA子が2人の関係を紐解いていくところはずしんときた。
U子ちゃんも良いこと言う。
少しずつ自分と重なるところのある、個性ある登場人物皆が受け入れられていて、救われた。
Posted by ブクログ
正直3巻くらいまでは、オサレめ、と侮っていました……すみません。
ただし3巻のA太郎の黒に触れ、4巻から激動、7巻の怒濤の伏線回収には驚愕。
序盤の小道具や言動が違った意味を持ってくる。
名前に関する展開もあり、タイトル自体が伏線だったのだ、とも。
すごい漫画だった。
Posted by ブクログ
ついに終わってしまった…
最後A君とどうなったか描かれないのは、結果ではなく自分で決めたということが重要だからなのかな、と思ったり。
皆の漢字の名前が明かされることで、彼らが同じ次元に降りてきた感じがする。どこか架空の人物たちの話だったのが(フィクションだから当然だけど)、同じ世界に生きている感覚に変わった。人ごとと思えなくなったというか。
同じ読みでも漢字が出るだけで、個が出るって、日本語面白いよね。A君もきっとAから始まる名前があるんだろうけど、それが明かされてたらまた違った印象なのかな。
その前のシーンで、U子ちゃんが、私は全然かわいそうじゃない、A太郎だってかわいそうじゃないって言う流れ、ぐっときた。ほんとそうだと思う。
A太郎がもう二度と会わないと言ったことで、本当に全て終わってしまった感じがするけど、そのあと永太郎を待ってる人たちの存在で、生活が続いていくことを感じられて、安心感。
ざっくばらんな感想は以上。
通して読み直したら色々気づきありそう。
Posted by ブクログ
読み終わった後静かに泣いた。A子さんが英子さんに戻って、自分自身を取り戻して(あるいは見つけ出して)。誰とも一緒にならないと思っていたけど、きれいに裏切られた。切ないけど、ふたりとももうお互いがいなくても大丈夫になったんだ。
Posted by ブクログ
良かったなぁ
また好きな漫画が一つ終わってしまった悲しみはあるけどみんなの名前が与えられていく結末がよかった
最後はA子が前に進むのは分かってたけどきっとA太郎ともA君ともくっつかないと思ってたから最終的にA君を選んでくれて嬉しかった(A君派)でも最終巻でA君が出てこないのは残念だった
Posted by ブクログ
上手く言葉にできないけど泣いた
恋愛と関係ない話なのに恋愛に例えて1人で不安になっちゃう感じわかる
I love you=一緒に生きて行く方法を考えましょう
Posted by ブクログ
永太郎〜泣泣
永太郎のi love you は、「一緒にいたい」、
A君のI love you は、「一緒に生きていく方法をふたりで考えましょう」。
A太郎だってずっとずっと同じ部屋で待っていたから一人よがりなはずなんてないのにA君が選ばれた。
空港での、キスからのさようならで涙出た。A太郎のキス顔の美しさと涙が溢れるA子の表情の対比。
うわあああなんかすっきりしきらなかった気もするけどこれでいいんだと思う。
Posted by ブクログ
完結巻。3人の出した答えとは…みんな自分(名前)を取り戻した感じ。永太郎とAlexの英子へのI love youの意味。「一緒に生きていく方法をふたりで考えましょう。」これはすごい。救われて、背中を押した永太郎もいい男だったよ。「さようなら もう二度と会わないよ」そんなこと言えないよね。桂子・夕子・広も友達思い。I子のIはLOVEの愛ってことは愛子だったのかな。