【感想・ネタバレ】前科者 8のレビュー

あらすじ

前科者に寄り添う保護司物語。

「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、
ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
佳代が今回担当するのは、小松城倫子。自身が属する思想団体を
咎められ、母親を金属で殴った。その団体を率いるA青坂はセックスを
賛美。佳代は青坂にどう対峙するのか?

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「おかえりなさい」
そう言って、あなたの帰りを待っていてくれる人はどれくらいいますか?
これは一度、罪を犯してしまった・道を踏み外してしまった「前科者」に
社会更生の橋渡しをする保護司のお話。
一度の過ちだけでも社会から煙たがられ、立場の弱くなってしまう現代社会構造。
0からのスタートではなく、マイナスから0にするために
彼ら保護司は奮闘する。一切の報酬なく、ボランティアで。

一銭にもならない仕事でも、怖いもの知らずだと言われても、
「きれいごとが言える間は、きれいなその部分で人と接したい」
という彼女に圧倒されます。

保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とはなにか?
社会の在るべき姿を考えさせられる一作です。

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匿名

ネタバレ 購入済み

リアル

こんマンガは色々な元犯罪者にどう主人公が接していくのか興味深く見ています。
この巻でも主人公が担当する、小松城倫子は自身が属する思想団体を咎められ、母親を金属で殴った。
普通にこんな人もいるんだなと妙にリアルさを感じました。

#切ない #タメになる

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2024年08月28日

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