【感想・ネタバレ】TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したかのレビュー

あらすじ

新しい「信頼」がビジネス、経済、社会を動かす!

政府や企業、マスコミへの不信感がこれほど強いのに、他人の口コミで宿泊先やレストランを選び、知らない人が運転する車を頻繁に利用するのはなぜだろうか?

前作『シェア』で共有型経済を提唱した著者が、急激なパラダイムシフトのなかで企業・個人がデジタル時代の「信頼」を攻略する仕組みを解説。

ウーバー、アリババ、エアビーアンドビー…
成功者は「信頼の壁」を打ち破る!

これまでとは違うやり方で何かをするときに「信頼の飛躍」が起きる。それによって人々は「信頼の壁」を飛び越え、新しい可能性が生まれる。アイデアやミームを意外な形で混ぜ合わせ、新しい市場を開き、これまで想像もできなかった新しいつながりや協力が可能になるのだ。
(本書より抜粋)

「信頼の3原則」でビジネスチャンスをつかむ

・馴染みのないものを身近に感じさせる「カリフォルニアロールの原則」
・自分の得になることを知らせる「メリットの原則」
・独自の影響力をもつ人を味方につける「インフルエンサーの原則」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久々にいい本。

人が新しいものを信頼する3つの原則=アイデアを受け入れる3原則。
それは何? 自分にどういう得が? 他に誰がやってる?
人間は本当に新しいものは欲しがらない。馴染みのあるものがこれまでとちょっと違うやり方で提供されると欲しい。アップルのデザイナーの目標は「はじめてなのに見慣れたもの」。カリフォルニアロールの話。

持たない会社Pferとして成功してる。
「ウーバーは車を持たず、世界最大のメディアのフェイスブックコンテンツを作らず、世界一の小売企業のアリババは在庫を持たない、宿泊業者のエアービーは不動産を持たない。何か面白いことが起きている」

サービスが原因でえ何か問題が起きた時Pferはその責任を負うべきか。
Pferは問題を抑止できる存在であるがゆえににある程度責任は負うべき。
ただし、利用者側もそのような不安定な信頼の上で成り立っていることを意識すべき。過度に簡単に信頼する(信頼の飛躍)には気をつけるべし。我々はクレジットカードをブラックボックスに入力している。システムが滞りないと感覚が麻痺してしまう。

信頼の3要素。有能さ、頼りがい、正直さ。

分散した信頼を成り立たせる主要な方法は口コミ。
偽レビューの可能性や問題もあるがユーザにみメリットがあり売り手にも責任ある行動をとらせる有効な手段。

データを預けているという意識は持ちづらいが、その弊害ともいうべき動きが出てきている。
中国では社会信用制度(国民格付け制度)。2020年には強制参加になる。
セサミクレジットという会社がユーザにあらゆる行動を点数付けするサービスを国の指示のもと提供。
何をやってるかが全て監視されて点数付けされる社会。プライバシーはもはやなし。

信頼のステージは、F2Fに直接的な相手を信頼してたステージ。制度を信頼するステージ(ブランド力、業種、学歴、名声、資格、評判など)(BCの世界はこれを揺るがす)。
そして今は、分散された信頼のステージ(レビューシステム)。



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2018年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「社会的に信頼を得る」という文脈で語られる「信頼」について、さまざまな実例と共に掘り下げた本でした。この実例が、私の知らないことも多いのと、とても興味深いものもあり、この実例を知る体験だけでも、とても良い読書体験になりました。
著者の体験談もあり、これがまた本書にピッタリの実例となっていることから、きっと本書が生まれたのではないかと思いました。

本書で実例として紹介されていたもので、初めて知ったものや、私が興味を持ったものをいくつか挙げてみます。なので、ネタバレにチェックを入れました。
第2章:信頼が地に堕ちるとき
「タスキーギ梅毒実験」1932年から1972年まで、アラバマ州タスキーギという田舎町に住む600人のアフリカ系アメリカ人が公衆衛生局により、人間モルモットとして利用されたという。1997年にビル・クリントン大統領が実験で生き残った8名の高齢者の前で「倫理と道徳の悪夢」を謝罪しています。
第4章:最終責任は誰に?
2016年2月20日、ミシガン州カラマズー郡での銃乱射事件。ウーバードライバーのジェイソン・ブライアン・ダルトン氏が5時間にわたり殺人を繰り返した事件です。ウーバードライバーとして乗客を乗せたりしつつ、殺人を繰り返していた。
ウーバー社に責任はあるのか?
第5章:偽ベビーシッター
1983年著者が5歳のころ母親が雇ったベビーシッターが、実はとんでもない犯罪者(麻薬の売買、強盗、詐欺)であったという体験談。10ヶ月間気がつくことがなく雇い続けた。母親が信頼をして雇った経緯(優雅な心を持つ優雅な夫人のための雑誌『ザ・レディー』の広告にお手伝い募集の広告を載せて応募してきた人物を信頼した)や、行動がおかしい時に親とシッターがやり取りするのだが、一度信頼した人を信じたいとの心理などが語られる。そのシッターと過ごした著者の視線で感じたことも語られておりました。

興味を持った方は、読んでみてください。

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2026年01月10日

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