あらすじ
鹿児島・川内原発のHPが乗っ取られた。そこにはテロ組織ISを意味する画像と共にカウントダウンの表示が! 一方、傭兵・藤堂浩志の父の自殺と見られる溺死体があがったという情報を入手した森美香は、その真偽を確かめに出雲市に向かうが、行く先々で怪しい動きをするワンボックスカーが……。原発テロ予告に慌てた日本政府は、藤堂浩志にISのサイバー部隊が潜むパリでの捜査を依頼。現地に飛んだ浩志は、ワットとともに過激派ウイグル人になりすましてISへの潜入を試み、ブリュッセル、ラッカへと乗り込んでいく。果たして原発テロを食い止めることはできるのか? そして藤堂の父の死の真相は? 緊迫する世界情勢を赤裸々に描くアクション大作。
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Posted by ブクログ
『欺瞞のテロル 新・傭兵代理店』/渡辺裕之
一番大好きなシリーズものになります。このシリーズを読んでいるときの自分の集中力は我ながらに凄い(笑)
読書って、しようと思ってする人も多いかもしれませんが、私は比較的合間の時間だったりが多いのですが、このシリーズだけは、他の事そっちのけでのめり込んでしまいます。
このシリーズは、舞台となる地域の情勢など踏まえて物語が進むので、ニュースにならないこと、自分が知らなかったことも学べるので、そういう部分も面白いですね。
今回は、ISが日本国内の原発のHPをハッキングします。日本国政府は、主人公の藤堂浩志率いる傭兵チーム”リベンジャーズ”に捜査依頼をし、ISのハッカーを追って、日本、フランス、ベルギー、イラク、シリア、トルコと転戦していきます。
と、同時に、日本では浩志の父親の遺体が発見され・・・その陰には北朝鮮が。。。目まぐるしい物語の展開と、それぞれの人物のもつ点が最終的に一つにつながっていく様は圧巻です。どんな結末を迎えるのか・・・
Posted by ブクログ
欺瞞のテロル 新・傭兵代理店。渡辺裕之先生の著書。イスラム国問題やイスラム国兵士によるテロ問題といった最近の世界情勢を取り込んだアクション要素満載の小説。フィクションでありながら現実でもありそうな緊迫感溢れる楽しい作品です。
Posted by ブクログ
感想
ヨーロッパのイスラム化。年々、移民が増えていることからこれは現実に着々と進んでいることかもしれない。しかし、ベルギーのブリュッセルでイスラム系の人口が3割を超える程、イスラム化が進行しているとはビックリ。
また、ISが少年を兵士に仕立て上げて、前線で盾にしたり、自爆させたり、人間の最も醜い部分が出ているように感じた。戦争は何でもあり。。恐ろしい。
あらすじ
日本の原発にISから脅迫状が届いた。これを解決するため、藤堂たちが向かったのはパリ。パリで怪しいアラブ人のアリをパリ市警が拘束し、藤堂たちはウイグル人を装ってアリに近づく。
一方、美香は藤堂の父の死亡届の真相を暴くべく、島根で捜査していた。
アリは実はクルド人でペシュメルガに所属する戦士であり、ISと敵対していた。ISの電子部隊はシリアのラッカにいることが判明したため、これを潰しに向かう。また、クルド人組織の女性部隊の希望で誘拐された少年を救いにラッカへ向かう。
Posted by ブクログ
いつものように、展開が読めず
ハラハラドキドキさせながら読みました。
まぁ、最後はチームの勝利で終わるのは
分かっているんですけど
今回は、藤堂の父親の事が出てきて
なんか、このシリーズは終わりを迎えるのか?
と思うと、寂しい感じを受けたんですが・・・
いや、まだまだ続きますよね?