あらすじ
ハイネによって、ウシオは消去されかけ、慎平も四本腕に自由を奪われ絶体絶命に。だが、別行動を取っていた南雲の助けにより、慎平は5周目のループへ突入。南雲らと合流するが…。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
副題の〈to be/not to be〉は『ハムレット』の有名なセリフのもじりであろう。一般的な意味合いとしては’生きるか死ぬか(それが問題だ)’、あるいは’このままでいいか、いけないのか(ry’といった感じのようだが、内容と照らし合わせると’一進一退’とかがしっくりくるように思う。※個人の感想です。
慎平の右目についてはちょっとよくわからん。
ひづるはある程度理解したようであるが。
今巻で登場した慎平の両親とも何らかの関わりがあるのだろうか。
5回目の7月22日は更なる悪夢。
とはいえウシオは「前の周回でスキャンしたデータを次のループに持ち越せる」(p41)事が明らかに。四本腕については「空っぽ」「データがない」(いずれもp66)とのこと。
そして唐突に再生される14年前の出来事。ひづる・竜之介・ハイネの哀しい因縁がとうとう描かれた。
ハイネの右目はこの時に遁走(?)したぞ…!
ひづる(竜之介)は影の身体能力を一部扱えるという事だったのか。なるほど。
そして戻ってきた現代。「こっちの話やから」(p149)のシーンにはゾッとした。
仲間が増え、影と戦う決意を新たにする慎平達。
そこへ忍び寄る’影’。
既に嫌な予感しかしないぜ…。
6刷
2022.6.18