【感想・ネタバレ】マルクス 資本論 1のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アダムスミス,リカードの経済理論から,イギリスの経済を分析して体系を作りなおしたもの。
膨大な理論で,難解なところもある。
ヘーゲルの哲学との関係はうまく読み込めなかった。

時間,主体を捨象したマクロ経済学的側面を持ちながら,ミクロ経済学的論理を展開しているように読める。

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2012年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アダム・スミスが、資本主義社会を分業の観点から見ていたとするなら、このマルクスの『資本論』は、分業された社会を、アダム・スミスが見ていた社会を逆から、逆立ちして見ていたと言える。
ミクロに、モノが売られ、購入される、商品→←貨幣の場面を執拗に分析する。

流通過程
亜麻布ー貨幣ー聖書

貨幣の資本への転化。
資本は流通からは発生しない。

労働力。
資本は、生産手段の所有者が、市場で労働力の売り手を見出すところに成立する。
労働力の価値とは、その国の文化環境によって異なる。

例示が多いので、難解だが、まだなんとか理解できる。

形態変化
WーGーW

法則
流通手段の量
流通する商品の価格の総和。

貨幣流通の平均速度。
に規定される。

貨幣退蔵。

貨幣こそ商品。(p240)

資本の形成の歴史的過程
土地所有。
 ↓
貨幣の形態。
貨幣財産、商人資本、高利貸資本。

W-G-W
貨幣が媒体。
売りをもって始まり、買いをもって終わる。
最終目標は、商品獲得による使用価値の取得であり、欲望の充足である。

G-W-G
買いをもって始まり、売りをもって終わる。
商品が媒体。
最終的に貨幣が貨幣に交換される。
無意味で無目的な操作にも見える。
量的な相違のみ存在する。

G-W-G’
G'=G+⊿G
⊿G=余剰価値
この運動が、価値を資本に転化する。

(考察)
全ての商品の利益率が同じであるという前提がおかしい。

労働力の価値は、流通に入る前に決まっている。

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2020年01月28日

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