あらすじ
1930年代アメリカ。上流階級のお嬢様・エイプリルが祖母から受け継いだ裏稼業は、誇り高きトレジャーハンター。相棒のDTと共に依頼をこなすうち、亡き祖母が守り続けた「禁忌の箱」の謎にたどりつき、陰謀に巻き込まれるが……。
TVアニメ化された、元祖・異世界トリップの傑作シリーズの外伝第2弾!!
※「今日からマのつく自由業! 」「今度はマのつく最終兵器! 」は、「今日から(マ)王! 魔王誕生編」(角川文庫)に、
「今夜はマのつく大脱走! 」「明日はマのつく風が吹く! 」は、「今日から(マ)王! 魔王彷徨編」(角川文庫)に
「閣下とまるマのつくトサ日記!? (外伝第1弾)」「息子はまるマのつく自由業!? (外伝第3弾)」は、「今日から(マ)王! 地球過去編」(角川文庫)に、
「きっとマのつく陽が昇る! 」「いつかマのつく夕暮れに! 」は、「今日から(マ)王! カロリア編」(角川文庫)に、
「天にマのつく雪が舞う! 」「地にはマのつく星が降る! 」は、「今日から(マ)王!カロリア編 II」(角川文庫)に各々収録されています。
感情タグBEST3
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まるマリンク作というか、謎の一部が…。まるマはどうもギャグについていけない感があるのですが、これはとても読みやすかったです。喬林さん、こんな話も書けるんじゃん(失礼)ちょっとワクワクして楽しめました。
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タイトルだけを見たら全くの新シリーズかと思いきや、
ちゃんとしたまるマの番外編。
色々と本編と繋がっているので思わずニヤリすること間違いなし!
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○マシリーズの外伝その?。禁忌の4つの箱を巡るお話。本編を読み進めると少なからずリンクしている部分があったりしますので、本編の補間に読んでおくと良いかも。
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舞台は1930年代。アメリカ富豪のお嬢様、エイプリル・グレイブスは18歳のトレジャーハンター。相棒は謎のアジア系、DT。魔王・ボブの紹介で出会ったフランス人医師アンリ・レジャンを加え、3人で亡き祖母から受け継いだ禁忌の箱をナチから守るためドイツに赴く。そこで彼女は箱の鍵だというナチスドイツSS親衛隊中尉・リヒャルト・デューターと出会い…
ご存知(?)「まるマ」シリーズの番外編。一部の友人にはマより人気があります。まるマ知らなくても読めないことないと思うので、「マは巻数多すぎて…」という方はこちらから入ってみてもいいかも?
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元気で活発でありながら、教養もある女の子というのはかなり好きなタイプです。本の内容もまるマの謎を解き明かす鍵がいろんなところに含まれていて、本当に面白かったです。
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喬林さんの新作読みきりか?と思ったら、実はまるマと繋がっていました。かと言ってまるマを読んで無くても充分楽しめる面白さ。エイプリル嬢とリヒャルトの掛け合いが楽し過ぎです。これと言った明確なラブシーンはないのに自然と滲み出る雰囲気が素敵。この2人のその後も知りたいものです。
Posted by ブクログ
しばらくここでまるマがストップしていたのですが、やっと読めました。
㋮のようで㋮でなく、しかし㋮である一冊でした。
エイプリルとリヒャルトのラストににやにや。
DTが憎めないキャラ。ヘタレなのに。奥さん美人なのに。
読むのまでに随分時間が空いたわりにすらすらと読めました。
Posted by ブクログ
「マ」シリーズ外伝。
箱の話は本編とリンクしているが、登場人物はほぼリンクしていない。それでも、十分楽しめる内容だった。主人公エイプリルは、行動力があって、「キャーキャー」うるさいだけの女の子ではないところに共感できた。鍵の秘密を知っているリヒャルト・デューターの少し短気で、計画性がなく、不器用なところも好感がもてる。
舞台は、ドイツ。ナチスの時代。「マ」シリーズとはまったく舞台設定が異なるので、最初はなかなか読み進められなかったが、シリアスなシーンも多く、また、時々はいるギャグ面も嫌味でなかった。外伝なのだけど、その後の二人が再びどう巡り合ったのか知りたいし、コンラッドと腕の関係ももうちょっと掘り下げてほしい。・・・外伝だから、ここで止まっている方が想像できていいのかな。
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裏話的なお話。マが入ってないから別の話なのかと思ったけど違いましたね。箱にまつわる話。で、しかも歴史混じり。少し吃驚しました。文章自体はやっぱりさくさく読んだらいい感じ。
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トレジャーハンター兼お嬢様のエイプリルとドイツ人将校リチャード(←敢えて)の織り成す冒険コメディ…で多分正確です(笑)
痒いところに手が届くタイミング・テンポに、あちこちで笑ってしまうユーモアと、とにかく飽きを感じずに最後まで読めます。
ちなみに主人公二人間に恋愛臭殆ど無し!色気も!(笑)
お陰で最後の隠れ事実を楽しめました!喬林先生ナイスですw(こーゆうの好き)
実はあるシリーズの番外編だったりするのですが自分はその本編より断然こっちが好きです(をぃ)
Posted by ブクログ
エイプリルの破天荒な性格にドキドキ。ラストまで目が離せず、わくわくどきどきと読んでいました。ボブの「胡麻団子」発言に爆笑!
演じられる・・・エイプリル
Posted by ブクログ
タイトルに「マ」の文字は入っていませんが、「まるマ」シリーズの番外編第2弾に当たる本で、ムラケンの前世での箱とのかかわりが明らかになります。
1938年のボストンに暮らす18歳の少女エイプリル・グレイブスは、祖母のヘイゼルの後を継いで、相棒のDTとともにトレジャー・ハンターの仕事をしています。そんな彼女のもとに、一つの依頼が持ち込まれます。それは、祖母ヘイゼルの持ち物だった「鏡の水底」という箱を、ナチスが席巻するドイツから取りもどしてほしいというものでした。
こうしてドイツに渡ったエイプリルたちは、「風の終わり」の鍵となる、ある人物の左腕を所有しているドイツ人将校のリチャードと行動をともにすることになります。
元気なエイプリルがくるくると動くので、たのしんで読めました。文章も、本編ほどゴタゴタしておらず、読みやすかったように思います。
Posted by ブクログ
祖母から受け継いだのは、表だけではなく
裏の職業のハンターも。
お目付役の男とともにあっちへこっちへ。
今回依頼されたのは、不思議な『箱』の奪還。
さすがに1冊分なので、出てくるのは
2つの箱に関するものだけ。
最終兵器らしく、中身は何なのか謎。
時代はあれが存在すると言う時点で固定。
彼らがそんなものを信じている、と考えると
妙な感じがします。
が、色々なものを没収していたのを考えると
違和感がない気もしますが。
あちらを読んでいた方が、この結末でも
大丈夫と思えます。
読んでいなければ…少々何の事だかわからないかも。
Posted by ブクログ
マ王シリーズの番外編第一弾。これを読むと色々な所と話が繋がる。
本編中に出て来る謎の女性(ヘイゼル・グレイブス)、その後を継ぐエイプリルが主役。
最後にエイプリルとデューターがhappyになってくれた様子で嬉しいよ…
でも、マ王シリーズではエイプリルではなくその孫クリスタルが出てくる。
ややこしく絡み合う『触れてはならぬ箱』の謎解き編として位置付けられるでしょうね。これは。
番外編は番外編としても、出版順に組み込んで読んだ方が解りやすいと思われる。
Posted by ブクログ
私の中ではこれもれっきとしたまるマシリーズです。だってムラケンズがあるんだもん。まるマ番外編2作目と勝手に位置づけています。
冒頭は次男の先祖話だし、思いっきり箱騒動だし。
今回の猊下はフランス人軍医アンリ・レジャン。
レジャン→クリスティン→村田の順で転生。
レジャンは第二次大戦中に命を落としてますが、村田さんが16才という事は、クリスティンも30才前後で死亡ですね。レジャンの前は10歳になる前死んでるし・・・猊下って早死に傾向?村田猊下、お気をつけて!(泣)
そんで、「二回くらい生まれ変わらないと好きになれそうに無いって」レジャンが言ってたドイツサッカーが大好きなわけですね、村田猊下は。どんだけ有言実行なのか(笑)
「遠く、長い旅の途中。」エイプリルの評したレジャンの印象。
なんつ〜か、切ない。大賢者さまの魂の系譜に連なる人々はみな、切ない。
そんでもって、フランス人だけど、ばっちり黒髪黒目なんですね、レジャン猊下。
あれですか。眞王陛下に「何度生まれ変わろうと、お前は俺の大賢者だ。だから俺の好みの黒髪黒目以外に転生は許さん」っとかって呪いでもかけられてるんですか?(それはマニメ眞王)
切ないな〜って思うのは、クリスティンも。
クリスティン=女優になるって家を飛び出したDTとコーリィの次女でほぼガチですよね?
記憶保持のまま前世で知り合いだった人の娘に生まれるって、どうよ?
前世と現世で場所も人物も共通してたら、混乱も起きるし、自我だって定まらんだろう。しかも異世界での記憶まで持ってたら・・・そらクリスティンじゃなくても薬物に逃げるわ。
だからジョゼは村田猊下の転生先を村田家にして大正解だったと思う。もうひとつの候補の香港の大富豪なんて・・・。
クリスは結局、薬物とアルコールに溺れての病死か自殺だったわけで、そんな前世の記憶がある場所になんか転生させないで〜〜。
Posted by ブクログ
エイプリル・グレイブスが祖母から受け継いだ裏稼業はトレジャーハンター。『鏡の水底』を探して相棒のDT、フランス人医師のレジャン、ナチス親衛隊将校のデューターと共に独裁政治下のドイツを駆け巡る。主人公は元気のいい女の子。コンラッド似の将校に、多分大賢者の医師とか丸マにシンクロしています。眞魔国も冒頭に出てくるし、最後にはボストンにあの彼も登場。
Posted by ブクログ
まるマの番外編ということでしたが、これはこれで面白かったです。むしろもう少しこちらの話が読んでみたいような……(笑) レジャンさん、実は最後におまけのようにムラケンが言い出すまで誰か判ってませんでした;