あらすじ
最後の聖宝『土のグノームの聖剣』の情報を求めて、鈴影は一人で銀の薔薇騎士団本部に向かう。
ところが“アルディ家”というワードのみ確認したところで、宿敵・アクスクーに追い込まれ、窮地に!!
そんな彼を助けてくれたのは、死んだはずの友人だった。
一方、消えた鈴影を心配する夢美たちの元に、総帥の処刑命令を受けた“緋のチェイカー”が現れ……!?
クライマックス目前、シリーズ第9巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんとか最終巻発売前ギリギリに
マリナシリーズ再読の旅も終わって、
やっとやっとのグノーム突入っ。
緋のチェイカーからいろんな変更点や
マリナシリーズとの繋がりもより濃くなって
この先が楽しみすぎるっ♡
昔の銀バラではこれ以上なく自分に厳しく、
使命のために自分の想いも封印し、
悲壮なまでのストイックさで生きていた鈴影さんが
新しい銀薔薇では、人間らしい感情や
年齢相応の想いや行動を見れるのもうれしい。
崇高な鈴影さんが大好きだったけど、
そんなものかなぐり捨てていいから
みんなに包まれて幸せになってほしい。
切ないシャルルの恋も、マリナシリーズのシーンそのままに、
普通の恋人同士のように登場してるのもうれしい。
復刊の願いが叶うのかなぁ…と期待してしまうほど
マリナシリーズが鮮やかに今に息づいていて、
いろんな期待でぱっつぱつ!!!
Posted by ブクログ
去年から毎月のように刊行されているユメミ完結への道、再開したと聞いた時にどんなに嬉しかったことか!
もちろん、マリナもユメミも他の作品も他の作者の作品もコバルト系は完結をずっと待ち望んでいたんだけど実際に完結に向かって再開するというのは本当にすごいと思う!
遠く離れてしまったあの頃の若い私たちを、今も先生が気にかけて下さっていたなんて夢にも思わなかった。
少女向け小説はあの時期にたくさん書いてもうどんなものか分かったから続きは書かない、と言うような発言を何かで読んで悲しいけど仕方ない、諦めようと思っていたのに。実際は違ってた。
完結の1冊前になったグノームの聖剣、マリナファンである私には夢のシーンが!!そうか、こっち側はこうだったのかーと思って面白かった。
恋愛の表現やセリフの言い回しがコバルトの銀バラに比べるととても俗っぽくて表面上で少年漫画みたいで、男の子たちの言葉の内に秘めた熱量が全然感じられないからそれぞれのキャラクターへのトキメキは全然なかったけど、完結に向かって話が続いていく、ということの奇跡を追っているというだけでもう大満足。
Posted by ブクログ
ああ……確かにこういう話だったよね、と思い出して来た。
シャルルが出てきたのは嬉しいけど。結局のところ、最後まで『・・・』を商業誌で読まされるのは何だかなーと思わなくもないんだが。
久々に、あとがきの藤本ひとみ節を読んだ気がする(笑)。