あらすじ
『ブラック・エンジェルズ』の連載を前に仕事にのめり込み、変貌する伸二。新婚生活を楽しむ時間も余裕も失っていく…。心ない言葉に傷つき家を出て行った妻、そして新連載の重圧が伸二の体を蝕む。今明かされる人気連載の裏側とライバルたち。平松伸二、不屈の漫画家人生、衝撃の結末は…!?
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新章求む!!
作者様の人生をドラマティックに外道に描いてい第4巻。作品を生み出すために自身の性格とは真逆のものになっていく様は痛々しい反面、創作の力強さ・美しさすら感じます。
平松先生編
怒りこそが人間の尊厳だ!!
怒りと屈辱をエネルギーに変換して描き進む
在りし日々の平松先生のお姿に励まされますネ
楽しみにしてた牙編まで
続かなくて残念デス(涙)
残念ですけど、最後のチクショー!
のコマの怨念と言うかエネルギーも最高だった
Posted by ブクログ
平松伸二さんによる自伝的マンガ作品、完結。
ご自身のダークサイドをこれでもかと露出する、
異色なスタイルの作品だけに、作者さんご自身も
そして読者にも、かなりの圧のある作品でしたね。
『激マン!』で永井豪さんが『デビルマン』連載時の
お話をされていたときのことも思い浮かびました。
最終盤には、無念の想いが一層渦巻いていて、
「描き続けたかったんだろうなぁ…」と感じました。
この重さ黒さが好き嫌いを分けたのかも知れませんが…。
力尽きたか
この手の自伝漫画は色が変わると一気にトーンダウンしていく気がします。読者は、編集部のほぼ極の道の方々の苛烈な追い込みにあう純粋な伸二が徐々にド外道な漫画家となっていく様を読みたかったのです。ダークサイドに堕ちたド外道漫画家が担当と揉めたり漫画家や編集部の裏側を暴露するまさにド外道漫画!のはずがその狂気を十分に発揮できないままあれよあれよと1部完。外道マン(作者の暗黒面が実体化したもの)のいう通り、伸二と嫁の純愛(善の面)見ても仕方ないのです。作者も分かっていたはずです。地獄へ堕ちろ、と。
唯一の救いは本人がまだ書きたがっているという点。しかしながら今よりもっとカオスでドロドロした外道な漫画を書くには、いくら作者本人が自分のド外道ぶりを発揮しようとしても、匿名といえどもジャンプ(集英社)で書いていてはおのずと限界がきます。願わくは制約のない場面(他社の媒体)で今までより更に輪をかけたド畜生外道漫画を始めて頂きたい。第2部はジャンプ編集部の闇をほじくり返す裁判覚悟のド外道漫画期待しています(絶対無理)。