【感想・ネタバレ】ペルソナ5 4のレビュー

あらすじ

虚飾にまみれた大罪人を成敗せよ!!

都内の高校・秀尽学園に通いながら、歪んだ欲望が具現化したした“パレス”と呼ばれる異世界から“オタカラ”を盗み出し、悪人を改心させる「心の怪盗団」として活動する暁たち。

有名日本画家・斑目一流斎のパレスからオタカラの奪取に成功したかに思えた暁たちだが、あと一歩のところで、パレスの主・シャドウ斑目の策略に陥ってしまう。

育ての親でもある師の俗悪な本性に悲憤する喜多川祐介に向って、シャドウ斑目は祐介の母親の死の真相を語り始め―――!!

そして、裏では怪盗団のことを調べる者たちも現れ始めていた。
果たして、怪盗団はこの難局を切り抜けることが出来るのか!?

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匿名

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二つの正義

前巻から真登場まで。正義という形は本当に信用出来ないからこそ、厄介でもある。暁たちアナーキー側(革新)も、その真逆(保守)もそう。
別作品の例えで言うならば『どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ』か。正義と言う看板があれば人は容易に可笑しくもなる。正しさは人を傷つける、これ意外と忘れがちでもあるからね

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

P5コミカライズ4巻。マダラメパレス攻略&祝勝会。真と明智登場。

号泣謝罪で幕を閉じた斑目改心。あれのモデルは丸わかりなのだけど、現実に起こったことだとは信じ難いよなぁ。過剰演出じゃない?と思われるかも知れないけども、実際に起きたことなのです。あちらは改心というよりは、一所懸命やっているのだから可哀想な僕を責めないで、でしたが。

マダラメパレス攻略後の祝勝会で、ジョーカーの冤罪事件について語られます。正義とは何か、という問いかけになるのだけど、物語が進んだ先で、正義を執行できる力を持った時の危うさ、ということも考えさせるんだよなぁ。力を制御できるか否か。周りに煽られないことも大事。
先を知っているから余計に思うのですが、すぐに浮き浮きする竜司の危うさは感じますね。プレイ中も冷や冷やしてました。

登場時の印象が最悪な真。プレイヤーは、真の悩みを見ることができるけど、怪盗団の面々は、それを知ることはないわけで。生徒会長という優等生は、教師側・体制側にいるとされがちで、アナーキーな主人公たちとは共存しにくい。
ただ生徒会って、あんなに権限は持ってないと思うんですよ。自分の環境では、中高と公立だったからかな。私立だとまた違うの?ただ、権限持っているように見えて、実は学校側のパシリという側面も強い。中間管理職の辛いところ。P3の美鶴のような強烈な個性があれば別でしょうが。
自分のしていることが、誰かの言いなりになっているだけ、という感覚。それでも、真面目にこなさなきゃいけないという義務感。
もやもやするよなぁ。気持ちを吐き出せる場所・存在の、家族ですら安心できないという居場所のなさ。だから、喧嘩腰な態度の真です。

P5の敵は、立場が上の人間が下の人間を食い物にしてゆく構図。鴨志田も斑目もそうだったし、校長もそう。その構図は、段々に下へ下へ続いていくのが、ムカつくんだよなぁ。メメントスでの依頼も、そればかりだった記憶。
現実ではどうしようもない状況を、自分たちが秘密の力で救っているんだ、という成功体験。それは、竜司でなくても舞い上がってしまうか。
明智のいう、私刑でしかない、というのは正論。ただ、それをいうあなたのやっていることはなんなのよ、というブーメランは物語の後半で。

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2021年09月29日

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