【感想・ネタバレ】亜獣譚 6のレビュー

江野スミ

この刃が貫くのは害獣だけではない

人が異形の獣と化す病、害獣病が蔓延する世界。


様々な想いを断ち切り、エドゥルから帰還したアキミア。
その一方で恋人のソウは、ノピン大統領の専属看護師に任命された。そしてソウが出会ったのは、アキミアのかつての級友、ユメカミ。


ユメカミの脳裏に蘇る、絶望と共に生きた己の過去と、唯一の光であったアキミアの姿。


二人の出会いは、「もうひとつの仕事」をアキミアが担うことになった重要なきっかけでもあった――


物語の広がりと深さがさらに増す、待望の最新第6巻。

[ゆうこ · ★★★★★]

ユメカミの過去とアキミヤの仕事

士官学校の同級生のユメカミの惨憺たる過去。冷血非情な家族、士官学校の生徒による絶え間ない悍ましく陰湿な虐めと暴力．．．．．ハラセの中傷。
あまりの凄絶さに背筋が寒くなります．．．．．そんな中アキミヤへの憧れ。ソウの誰でも理解する優しさにも少し不自然さを感じます．．．．
カニバリズムのラビンナックを利用したツユボネの膨大な陰謀。アキミヤとの関係ともう1つの仕事．．．．正義の意味とは!?
色々な謎が少しずつ解き明かされていきます。もうたまりません‼‼

＃ドキドキハラハラ ＃怖い ＃ドロドロ

[ブクログ · ★★★★★]

ゆめかみの凄惨な過去。
重い。つらい。悲しい。

アキミアと大統領の秘密の関係が明らかになる。それは正義に見えるけど、正義ではない、でも子供を一人、笑顔にする。