あらすじ
獣と人は、怨念と因習を超えらえるのか?
人が異形の獣と化す病、害獣病が蔓延する世界。
シュペイ人生物学者・ウェーヌが語る、かつて愛した人との辛く悲しい思い出。
害獣駆除兵のアキミアは、ウェーヌが今もまだ割り切りない思いを抱えていることを察知し、彼にある提案をする。
その後、謹慎となったアキミアだったが業務復帰早々、所属基地にて衝撃的な光景を目の当たりにし…?
真相へと迫る新展開、深遠なるダークファンタジー第4集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最期に「認知の差」と「多様性」をぶっ込んで来た『亜獣譚』…やっぱり一筋縄では行かない。精神面に存在するであろう「愛」が証明されるには何が必要なんだろうか、と言う事を1巻目読んだ時からずーっと考えさせられている。目に見えないから、幾らでも紡ぎ出される言葉では真実とは言い切れないから、肉体を繋げば行動したことになるから?愛と残虐性が並行して存在するので混乱しがちになるので、最後まで読むしかなかろう、と言う作品である。
アキミアの正体と心の闇
ノエとウェーヌの人種を超えた無償の愛とノエの最期の悲痛な叫び(鳴き声).....
シュペイ人はどう見ても鳥類人間というより爬虫類か害獣に見え、シュペイの害獣病菌散布の隠された真の目的も納得がいきます。
弱い者の味方になり全て揉み消すアキミアの正体? 大統領との関係とは⁇
死者が蘇るアンドロイドの国エ・ドゥル・ララルトゥ・ルとシュンカとの邂逅。
アキミアの心の闇が少しずつ解明されていきます....