あらすじ
“エロス”――理屈や理性では計れない、人間のみに宿る“性”の源泉…… 他人も身内も、何もかもが信じられず自身の居場所を見失ったまま放浪する中島泉。割り切れぬ想いを抱き続けながら生きる杉村亮香。泉の父で、常に冷静沈着な実業家の中島光弥。波のごとく、押し寄せては引きゆく切なき激情――打ち震える【波情】シリーズ、一挙掲載!!
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重量級の泣き話
時代を反映した感動するお話でした。
引き籠りでまともに話すことも出来ない青年が、
父に反発しながらも、人生を取り返す話。
官能は入り混じっておりますが、それ以前に、
引きこもりの問題や性の多様性の問題などとも
正面から向き合って描かれていて、
青年誌ならではの描写が多くて、大人が読むべき話の一つだと思いました。
父への激情を持った男と女達
もんでんあきこ先生の描き出す
男と女の激情と性のお話。
今回はこの一冊で一人の上手く喋れない男性と
彼に関わる何人もの女性の話が描かれています。
もんでんあきこ先生の作品は読んでいてずしっとくる
読後感があるのが特徴だと思います。
主人公の泉君の影がありながらも、
多くの運命と迷いと性に翻弄されている様子が
女性も男性も心を捕まれるのではないでしょうか。
ぜひ読んで欲しいです。
読後、満足
たくさんのことが詰め込まれた一冊だった。
エロスっぽさ全開で。
現代社会の性差別問題もあり、引きこもり問題もあり、で盛り沢山。
軸をブレずにてんこ盛りな構成に持っていけるところがスゴイ。次も期待大。
泉くん
今回男性目線?のストーリー
ちょいと新鮮でした。
泉くんが乗るバイク姿カッコ良かったです。話が段々と繋がる所が好き。
読み切りも良いですが繋がるストーリーも良いですね。
読後感
一巻丸々一つのエピソード。
導入部から想像したのとはいい方向に裏切られ、最高の読後感に。
肝となる点も「今風」。登場人物に無駄がない(アレが二つ重なるのはやり過ぎな気もしたけど)」、
なんかホッとした物語りでした
今回の内容は、ホッとした物語りですね!男と女の愛憎劇かとおもいきや、男色とレズが根底にあっての進行です。主人公は生い立ちを、克服していく過程は、チョットあっさりかな?エンディングは、私は好きですよ。次回作も楽しみに待ってます!