あらすじ
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片(クロニクル)――。
「私の伴侶はどこにいるのかしら?」
迷宮都市オラリオ最大の【フレイヤ・ファミリア】主神であるフレイヤの呟きに、その従者は「――またか」と頭を悩ませた。
この美しい主神は時折『運命探し』という『発作』を起こし一人旅に出てしまう。主の望みは最大限に叶えたいが、この世の誰よりも大切にしている彼女の一人旅など到底許容できない話であった。
そんな心配をよそに、ひっそりとオラリオを抜け出したフレイヤは『砂海の船(デザート・シップ)』でオアシスに築かれた『リオードの町』へとやってきたのだが――。
大人気のクロニクルシリーズ第二弾、オッタルの過去に迫る物語も収録!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
巻ごとに本編やソード・オラトリアとはまた別のキャラクターを主人公とした外伝シリーズ!
こちらはヒロイン勢のリューやフレイヤ、そしてその周囲のキャラクターにスポットを当てたものとなっている。
時系列的には本編の主人公・ベルが冒険者となる前後。
メインに据えられたエピソードは、ひょんなことから事件に関わることになる彼女らが、それを華麗に解決する様が痛快。
さらにリューの同僚となるルノアやクロエ、フレイヤの眷族となるオッタルやアレンらとの出会いのエピソード等もあり。
「ダンまち」といえば、未熟な駆け出し冒険者・ベルの成長を描いた王道ストーリーだが、その魅力はやはり、彼を取り巻く様々な派閥や、それらに属する数多くの個性的なキャラクター達にあるのではないだろうか。
これは一部ではあるが、そんなキャラクター達の背景を十二分に掘り下げて描かれた、ファンであるなら読んで然るべきサイドストーリーだ。
感情タグBEST3
匿名
本編豊穣の女神編の後に読んだがやっぱりフレイヤファミリアは愉快だった。読めば読むほどベル君がいかに特殊でフレイヤがどれだけベル君を求めていたかがわかる。
Posted by ブクログ
フレイヤの権能が恐ろしいな。自殺させてしまうとは。そんな能力に自分自身がうんざりしているというのがまた面白い。
オッタルのLv7というのは当初は驚いたけど、ゼウスやヘラのファミリアにはもっと上の化け物がいたというのにも驚き。いつかその辺りの話も読んでみたい。
Posted by ブクログ
フレイヤ・ファミリアの8人の眷族とカイオス砂漠の王子アリィ。
Lv7王者のオッタルは赤子の頃からフレイヤに育てられ、Lv5炎金の四戦士のアルフレック・ガリバーらは細工職人の腕を見込まれ、白エルフのヘディン・セルランド、白妖の魔杖、黒エルフのヘグニ・ラグナール、黒妖の魔剣、互いに争うエルフの国の王。最速のアレン・フローメル、女神の戦車は愚図の妹を置いて女神についていく。
シルは貧民街で女神と出会う。
筋肉商人ボフマンの昔日の物語がメイン。王女アリィまたは王子アランは奴隷となっていたがフレイヤの助力で眷族を貸し出してもらい、シンドの戦いで8万の敵を殲滅、傭兵のラシャブ・ファミリアも崩壊させる。シャルザードとワルサ、イスラファンを巻き込んだ戦争は終結。
魅力的な女神さま
一人の少女の英雄譚の舞台にフレイアファミリアが大活躍。
展開が熱く、涙も出るシーンも多かった。
フレイアファミリアのメンバーの出会いやショートストーリーもあり、
掘下げてあってファミリアが好きになりました。
総じて期待以上の内容です!迷っている人は是非!
あと、ミラさんの強さの背景もわかりました。(詳細は是非見てみてください!)
本編も期待に胸を膨らませて待っています。
Posted by ブクログ
今回は女神フレイヤがメインという事で、いつもの冒険者と違ってどうなるんだろうと思っていたら、やっぱり成長するキャラは必要だよね。
と言う事で、なかなか面白かった。
フレイヤは本編では結構恐ろしいイメージだけど、なんだかんだで優しいんだよなあ。
もちろん神の我儘さはあるんだけど、理不尽ではないんだよね。そしてちゃんと子供たちを導こうとする。
うん、いい神だよ。
もちろん妖艶でエロチックでエッチで、うん、最高だ!
僕もアリイになりたい!(爆)
それにしてもフレイヤファミリアの面々は、どいつもこいつも濃いなあ。
ロキファミリアに比べて一騎当千という感じ。8人で6万て。いやまあ、彼らに人間が敵うわけないか。
ラスト、ついにシルさんが登場して、そうか、シルもそんなひどい境遇だったのか。
彼女が何と引き換えに、何を得たのか、すごく気になる。
本編の次のヒロインはシルさんのはずなので、この伏線がどう繋がっていくのか、楽しみ。
早く読みたいなあ。
フレイヤ派閥の濃いメンツ
あまり本編では触れられて来なかったフレイヤ派閥のメンバーが描かれていて、これから本編にどう絡んでいくのか想像しただけで楽しみです。
しかしキャラがとにかく濃いです…
本編を先に読んだので
元々、フレイヤファミリアにあまり興味が無かった上に、本編16巻を先に読んでフレイヤの正体を知ってしまったせいでイマイチのれなかった。
フレイヤの良さを、自分には見出せなかったかな。
ダンジョンに出会いを求めるのは
本編では謎が多いフレイヤファミリアが主役の本で、フレイヤファミリアがどんなファミリアなのかが知れるファンの方には是非本でもらいたい本です