あらすじ
≪シリーズ累計発行部800万部突破!!≫
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片(クロニクル)――。
「アンナ・クレーズを買い取ったのは、『大賭博場(カジノ)』の人間です」
腕利きの元冒険者リューが働く『豊穣の女主人』で今日も騒動が起こる。
とある夫婦の一人娘がさらわれたことを知り、正義(アストレア)の名のもとに調査を開始するリュー。
その先に彼女が辿り着いたのは――迷宮都市の治外法権、大賭博場。
人の欲望が渦巻く黄金の都で【疾風】の轟きが巻き起こる!
「お前達、声を出しな! ここは笑って飯を食べてもらう場所さ!」
そして少女達が酒場に集う始まりの物語も収録!
ダンまちの世界を補完するクロニクル・シリーズ第一弾、始動!
※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
巻ごとに本編やソード・オラトリアとはまた別のキャラクターを主人公とした外伝シリーズ!
こちらはヒロイン勢のリューやフレイヤ、そしてその周囲のキャラクターにスポットを当てたものとなっている。
時系列的には本編の主人公・ベルが冒険者となる前後。
メインに据えられたエピソードは、ひょんなことから事件に関わることになる彼女らが、それを華麗に解決する様が痛快。
さらにリューの同僚となるルノアやクロエ、フレイヤの眷族となるオッタルやアレンらとの出会いのエピソード等もあり。
「ダンまち」といえば、未熟な駆け出し冒険者・ベルの成長を描いた王道ストーリーだが、その魅力はやはり、彼を取り巻く様々な派閥や、それらに属する数多くの個性的なキャラクター達にあるのではないだろうか。
これは一部ではあるが、そんなキャラクター達の背景を十二分に掘り下げて描かれた、ファンであるなら読んで然るべきサイドストーリーだ。
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