あらすじ
この現実と隣合わせで謎だらけの〈裏世界〉をめぐる、実話怪談×探検SF。新たなキャラ&怪異も登場、佳境へ向かうサバイバル!
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Posted by ブクログ
シリーズ第3弾!
ファイル9では本当にピクニックみたいにお弁当を持ってのんびり……出来るわけないですね笑
お弁当食べてまったりしていたらあっという間に日が暮れて、怖い怖い闇の世界へ
乗り物も無くなってたり、そしてやっぱり襲われて
ファイル10は現実世界!
カラテカ少女とそのお友達からの相談事
歯が…歯が抜けて…!?
何も知らないで怪異に出会って歯が取られたら怖くて私ならトラウマもの
ファイル11は宗教と閏間冴月と裏世界と…
冴月さんのことが見えてることを鳥子ちゃんきバレてしまい、これは焦るヤツ
目ん玉潰されちゃったり冴月さんを妄信的に愛する子を顔面崩壊させちゃうし、この巻の中では1番怖くてドキドキとしてしまう
表世界に戻れて良かったね
Posted by ブクログ
ついに百合SFが確立されたシリーズの3巻である。
この巻は色々な意味で一つの区切りが打たれた巻だった。
内容的にもバランスが取れた巻であり、物語性と恐怖、大きな物語と個別のエピソードの面白さが両立した良質な巻である。
章立ては以下の通りになっている。
ファイル9 ヤマノケハイ
ファイル10 サンヌキさんとカラテカさん
ファイル11 ささやきボイスは自己責任
怪異は「ヤマノケ」「サンヌキカノ」「地下の丸穴」「山の牧場」などがモチーフに採られている。
形式的には「自己責任系」と称される怪談の一形式などもファイル11では取り上げられている。
危害を加えてくる物も多く、不気味さもさることながら危機回避の面でも恐る恐る読むべき一巻だ。
構成的には、ファイル9でこのシリーズの本領と言うべき「裏世界ピクニック」の王道が描かれている。
ファイル10は茜理の友人・市川夏妃が体験した「サンヌキカノ」と対峙する現実世界でのエピソード。
そしてファイル11で、潤巳るな率いるカルト集団による誘拐を発端にして、ついにあの閏間冴月と邂逅する物語が描かれた。
構成的にバランスの良い様は、アウトラインだけでも見て取れるだろう。
中でもファイル11は150ページ近くを要して書き下ろされた重要なエピソード。
実際的には上下話にすべき内容を、一話で書き切っているのが特徴的だ。
このシリーズに一つの区切りを付ける物語であり、百合要素を同定する物語でもあり、その衝撃的な展開はまさに「裏世界」に相応しいもの。
大変読み応えのある内容であった。
ピクニック要素も色濃く取り入れられている点も合わせて、星七つ程度で評価したい一巻である。(星は五つが最大なので、カンストということで)
1.2を上回る面白さ
裏世界の怪異が読んでるこっちまでゾクゾクする
だんだん増えていった鳥子への隠し事がバレたときのハラハラ具合は手に汗握る展開だったし、最後手を握った描写とかの百合具合が尊い
Posted by ブクログ
空魚と鳥子の裏世界探索も順調に進み、さらに農機AP-1を導入して探索の充実化をはかる2人。相変わらず裏世界案件に踏み入れたり、巻き込まれたりを繰り返す。
裏世界での移動手段も手に入って裏でどんな都市伝説と出会えるのかと思ったら、表の案件が裏世界関連という展開だった。
今回のヤマノケとサンヌキカノはこちらが何もしていないのに巻き込まれる系でリアルでも遭遇する可能性はないとは言い切れない。1巻の猿夢やチャイムの訪問者など万に一つの可能性が自分にもあると想像してしまう。ましてや空魚と鳥子のようにどちらかに何かあってもどちらかが冷静に自分の出来ることを考え対処出来るとは思えない。
一方、ウルミルナの最初自己責任系はほぼ悲惨なことになるのがお決まりだがその通りで都市伝説より人が怖い。
今回またカラテカが出てきたが個人的に善意の塊で友好的なのに結果的悪意を含んだかのように何か厄介事を持ってくる人が苦手だ。空魚の気持ちがよく分かかる。