あらすじ
玄徳は志なかばで病死し、栄華をきわめた曹操も、玄徳の志を継いだ軍師孔明もまた他界する。戦乱の時代をいろどった英雄たちは、つぎつぎと世を去り、やがて司馬炎の天下統一へとむかう。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
関羽の死から始まり、続々と「三国志」でのおなじみメンバーが亡くなっていくこの巻。 正直読み進めるのがとっても辛かった!! あんなに強かった関羽があんな最期を迎えるとは!! あんなにお茶目(?!)だった張飛が部下に寝首をかかれるとは!! 劉備も病没、曹操も亡くなり、魏・呉・蜀の三国の覇者の中で最後まで生き残ったのがこの物語ではもっとも存在感が薄かった(^^;)孫権というのも何となく皮肉に感じないでもありません。
偉大な存在がどんどんいなくなる中で一際輝きを増すのが孔明なんだけど、その孔明も五丈原で没すると、後はさほど心ときめくようなこともなく、ひとまわり小粒の将軍たちの戦国絵巻っていう感じで、最後に晋の司馬炎が天下統一。 天下は統一したかもしれないけれど、司馬氏の中でも司馬炎ってさほどの存在感をこの物語の中で示しているとは言い難く、孔明と丁々発止の戦をした司馬懿ほどには魅力がありません。
(全文はブログにて)